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2018年10月1日更新

2019年3月23,24,25日解剖実習のお知らせ

2019年3月の開催が確定しました。
ハワイ大学開催 解剖実習3月23,24,25日(22日は前日オリエンテーション)

先ずは、解剖実習歴多数の富士子講師のコラムをどうぞ。

「施術者として解剖実習経験の必要性」

性能のいい治療機械を使えば使うほど
自分の技術を使わなくなる。
効率良い治療時間を考えれば考えるほど
患者の治療しなければならない評価検査を省き、自分の技術に対して患者の症状を当てはめる治療になりやすい。
こんな自分の甘えと闘いつつ、毎日積み上げる。まだまだ自分の未熟加減は悩みのタネである。

さて、
患者の最適な治療箇所の評価は解剖、生理、運動学などの知識が根底になる。
勉強、勉強の毎日の中で人間を知るって 計り知れないぞと実感。だから解剖実習がある。
毎回、治療は謎解きで
治療箇所が判明した時からまた、何故そこに起こったかから、どうしたらいい方向への治療に持っていけるか、その患者に合った再発防止策などのヒントを考え出す。
基本、痛いから治療したいと患者は皆思っているから時間との闘いでもある。
解剖実習では、その痛みを出す神経も確認出来る。教科書に載っている有名な神経はもちろんだが、どこを通過するのか、どういう状態で存在するのかもしっかり確認すべきだ。脇の下の腕神経叢では血管や脂肪の絡みもまずはチェックして欲しい。それから支配筋肉への絡み具合からどう経路をとるかだ。腕神経叢はかなり教科書通りに手に取り確認出来る。取り出して確認することも大事だが、損傷無く枝別れの状態を観察することは、鍼治療での指標になる。
鍼治療で直接、神経に刺激を与え、その支配筋肉の機能回復に向けたり、疼痛が強いなら落ち着くようにうながしたり。
だから、私にとって解剖実習での神経チェックは大切。
解剖実習では、筋肉がメインになりやすいが、神経だって肉眼で確認出来る箇所も多い。それに関しては、解剖実習での神経チェック。しっかりチェック出来ます。例えば脊髄からの出入り口は当たり前だが非常にキレイに配列されている。恥ずかしながら、私は初めての解剖実習時にあまりにキレイで感動した。
今、考えたら
知識に必要だから、解剖実習をするだけでなく、人間の素晴らしさを知り、自分の仕事に生きがいを見い出す為に解剖実習は毎回必要なのかもしれない。

詳細はこちらから↓↓↓

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