ハワイ解剖実習レポート
2021年12月2日更新
2022年 1/23 , 2/13【エビデンスと御献体から学ぶ解剖学シリーズ】2日間講座:全6講座 各90分)
待望の!!! 解剖実習オンラインセミナーです。 多数のお問合せを頂いておりました。 2020年より、引率講師の大澤訓永先生を含めて、ハワイ大学、解剖講師陣と打合せを重ねておりました。 その中で、Dr.スコット ロザノフ教...
2019年9月5日更新
棘上筋は骨頭の付着部で切れていた
棘上筋は上腕骨骨頭の付着部分で切れていた・・・。 ある時の実習で「お~!!」実習参加メンバーが沸き立つ。 実際に見れるなんて!ありがたい!とメンバーの歓声。 (以前もヘルニアを見たときに感動したな。) ...
2019年1月21日更新
アメリカでは「馬尾神経」を切断する?!
「馬尾神経」「腰痛」についてもう少し掘り下げてみました。 「腰痛」と自覚のある人の多い事多い事、アメリカ合衆国では2番目に多い神経疾患だそうです。そしてアメリカ人は年間500億ドルを腰痛治療のために費やしているという何とも言い難い国民病です。(ちなみに1位は...
2018年10月6日更新
2019年3月23,24,25日解剖実習確定しました(残席2席 2/16更新)
解剖実習アカデミーの実習スケジュールを検索頂きましてありがとうございます。 3月の実習もハワイ大学との密なるミーティングを重ね、素晴らしい企画になりました。 では下記をご覧ください! 2019年3月は 「2日間解剖実習ベーシックコース」 「3日間...
2018年8月6日更新
腸腰筋②
さて昨日の続き 探索③ 股関節から「腸腰筋」をみてみよう。 脊柱から鼠径靭帯をくぐって大腿骨の小転子に付着する腸腰筋。 脊柱を下るごとに筋繊維の本数を増やし太くなり、停止部に向かってスリム化しながらカーブを描いていく。徐々に実は予想以上に恥骨筋...
2018年8月5日更新
腸腰筋①
96才のおばあちゃん。 背中が丸くなり、働き通しだった身体は背中が丸くなり真っ直ぐな基本姿勢にはなれない。 しかし 高年齢でも、「腸腰筋」を調整すると変形した下肢のバランスや脊柱も変化する。 骨粗鬆症がない状態だから手技治療も可能かもしれない。 高年齢...
2018年5月2日更新
ハワイ大学解剖学セミナー「fascia(ファシャ)」
いきなりですが、「ファシャ」=「筋膜」× 違います。筋膜だけではありません。 この辺りがまだまだ日本では混在しているようですね。私もその1人でした。 そもそも日本の英語力からの話になりそうな。。。 英語力はさておき、「ファシャ」について。 ...
2018年4月1日更新
腓骨が足裏方向へ落ちる?
「膝が痛い 」って困る!! ハイハイ・・、よ〜〜く見なくても最近、肥えてきましたし〜、筋肉はぶらさがり気味。 重力に対抗するには、まだ足りない浅い気力。 あぁ、炭水化物が嫌いって言ってみたい。 筋力が落ちると両方の下肢の外側が張り気味となる...
2017年4月27日更新
解剖実習ご参加をお考えの皆様に知って頂きたいこと
ハワイ献体解剖実習について参加資格について、今一度お知らせいたします。 日本から参加される方々のご職業は様々ですが、弊社開催はご職業に制限をかけさせて頂いております。 ・医療従事者、医療補助 ・医療類似行為、有資格者(看護師、理学療法士、柔道整復師、鍼灸...
2016年2月6日更新
胸神経を実際に視る 解剖実習
解剖実習を経験すると、いろいろな病気やケガの時にクリアな状態で脳内に浮かんでくるということを何度となくお伝えしています。「映像」や「写真」や「絵」や「文字」から想像する皮膚の向こうの世界とは全然違うことに気づきます。最近は「立体的」な動く映像などがあり具体的に...
2015年12月31日更新
心臓を出入りする血管の太さにも
解剖実習では、「筋肉」ばかりが目立つ訳ではありません。「神経」も「血管」もたくさんの「内臓」にも驚きは隠されています。今回は「動脈」です。 何故か、解剖実習をすると「あらゆる部分」がとても興味深く惹かれます。その中でも、人間といえば「...
2015年12月27日更新
経絡を追うと?何が視える?
大きな声では言いませんが、解剖実習で「経絡(ツボの流れ)」を追うことがあります。 当たり前ですが、皮下に「経絡のライン(線)」はみつかりませんでした(笑)。 でもその代わりに「重要なポイントなのだ」ということを各所で改めて感じることができます。 しかし、...
2015年12月18日更新
体性感覚2
「体性感覚」の続きです。 スタッフに伝える「感覚」についての説明の仕方。右か左かで分けることができないものを説明する場合、私はパーセンテージで表すことが多い。その理由として ① 人間の「感覚の閾値」の幅が大きい ② 好みの強弱の幅が大きい ③ ...
2015年12月17日更新
体性感覚
解剖実習で最初にメスを入れるときに、「皮膚」に接します。参加者の興味は「筋肉」や「神経」や「内臓」などなので「皮膚」はどんどん切り出し除去されていきます。 「感覚」というものに興味がある私にとっては、一律の状態である献体さんの「表皮」(一番表の皮膚)をチェッ...
2015年11月28日更新
「解剖学の勧め」を京都大学医学部整形外科医の青山朋樹准教授にインタビューしました。
本日は2016年2月の解剖実習に同行してくださる、京都大学医学部の整形外科医でありながら若手育成に励む“青山朋樹准教授”に「解剖実習の勧め」をインタビューさせて頂きました。 Q1:解剖実習への参加の勧め。 A:解剖実習の目的は「知ること」にあります。臓...
2015年11月14日更新
肺を視てみよう。
解剖実習で献体さんから「肺」を取り出すのに結構大変である。なぜなら、肺は胸郭内で浮いている状態にみえるが、実は周囲はその位置に保つ為(?)の細かい繊維が無数にあるから。だから、大きいチューブを切断した後もスルッと取り出せず、はがすようにゆっくり取り出すのです。...
2015年11月9日更新
呼吸の大切さを体感してもらい伝える。
皆さんは、「どのくらい息が吸えますか。息を吸うとキツイ感じがしませんか。・・・ゆっくり深呼吸するとむせたりしませんか。」 運動をされている方にとっては、対象外の不思議な疑問です。運動をされていない方だって、「必要最小限」の呼吸で不自由もない。だから、普段「困...
2015年10月28日更新
横隔膜の上と下で考えてみよう。
世の中には、実際にやってみないとわからないということがあります。でも、骨折も出来ればしたくない(笑)。せいぜい「ギックリ腰」報告レベル。今回は、レベルをまたさらに下げて「ぶらさがる」ネタにしました。 鉄棒にぶら下がって考える。プロの体操の方にはよくわから...
2015年10月19日更新
腫脹
前回に引き続きまして「筋膜」。 「筋膜」という言葉を使ってみようかと思いながら・・やはり「筋肉」中心に会話している毎日です(笑)。でも今日は、「筋膜」についての初歩的な(私の)自問自答の一つを出したいと思います。毎度ですが・・・私は細かい部分でも知りたい!(...
2015年10月10日更新
筋膜とその表現方法の難しさ。
ここ何年かで「筋膜」、「筋膜」って世間からこの言葉が聞こえ始めた。 治療家より先に受け手(患者)側から「これって、原因は筋膜でしょ!原因は!」なんていうこともあるかもしれない。 よくこんなことを考える。痛めた部分が筋膜ってどんな状態なのだろう。 筋肉...
2015年9月29日更新
肩甲骨周りを考えてみよう
「肩甲骨」に(約)16の筋肉が付着している。以前に勉強会の資料を作るのにまとめた数字である。今日は久しぶりに「肩甲骨」に思いを寄せてみたくなった。 「肩甲骨」って・・・「肩甲骨」自身がまず動く(当たり前)。それも、程よい自由さを持って動くところが大好き♡...
2015年9月21日更新
骨と腱と靭帯の繋がりと機能は
「人間」って深い!深すぎて広すぎるこの宇宙は、私のおヒマな頭の小さな研究の材料には興味を引きすぎる。何だって「モッテコイヤ~!」である。 その中でも初歩時に触れる単純な「骨と腱と靭帯のつながりと機能」は、今でも私にとって興味が続いていることのひとつ。...
2015年8月19日更新
交感神経幹
有名な話。 「しょっぱい涙」と「しょっぱくない涙」があるという。無意識に眼球を乾燥から守る手段としての潤いとは別の話である。今日はよく考えてみよう。なぜなら、わたくし毎年の夏に高校野球を始めたくさんのスポーツなどで熱い涙をもらい泣きするからだ。さて、悔しい感...
2015年8月10日更新
腕~筋皮神経
赤ちゃんの脊柱は、Cの字に後彎している。赤ちゃんは、寝ることが中心なのでタテの長軸方向の重力がかかる事が少ないからである。勿論、運動機能の発達とともに関節もしっかりしてくる。それに従って、うつ伏せで「頭を持ち上げる」、「手をつく」などから順々に「できる事」が増...
2015年8月4日更新
頚部解剖続き(後頭三角)
「頚部解剖」先日の続きです。集中したの頚部解剖のため 改めての発見だらけでしたが、ハワイ大学のATである大庭先生に指示を仰ぎながら細かい箇所の解剖を進めていく。 「頭板状筋」と「頚板状筋」の境目を見つけ指で境目をしっかり広げる。範囲が狭くて 入組んだ...
2015年7月27日更新
頚部、板状筋からしっかり視ていこう。
事務長の小池が集中して作業していたの部分は頚部。 時々、献体さんと語り合っていた気がしましたが、聞くのが怖くて放っておきました(笑)。本当に見ていると笑えます。が、話しかけたくはない。 その事務長は、献体さんのうつ伏せの状態でブツブツ言いながらも「...
2015年7月20日更新
解剖「脳血管」
解剖実習中! まず献体を上向きの状態にします。うつ伏せから上向きにする作業は慣れましたが、最初は「どこを持てばいいのか」「台から転がらないのか」「男性がやるんでしょ(笑)」的でしたが、今ではきちんと手伝えます(少しですけど)。Y.O先生以外の全員が緊張す...
2015年7月11日更新
手根管ってどこ?
「手根管(しゅこんかん)」ってどこ? 確かに!一瞬、考える人多い・・・ 今日はなぜに「手根管」・・・それはぁ・・好きだから~!あぁぁ(≧▽≦) 「膝窩筋」のあの骨へのへばりつき具合とどっちが好きか・・あぁ決めらんない!! 結構の数のお客様は、...
2015年7月6日更新
大腰筋を考察
「ぎっくり腰」なのに、3日連続でジョギングしてみた(笑)。仕事場では泣くに泣けない。 面白いことに、走っている時には腰の痛みは全くない。「ぎっくり腰はウソだ」と子どもに指摘された。でも、本当に走っている時は快適なのだ。ジョギングから帰ってきてから、イスに座っ...
2015年7月2日更新
今回のご献体「ジョンソンさん(仮名)」を紹介します。
ご芳名:ジョンソンさん(仮名)(83) 職業:某大学プロフェッサー 持病:前立腺がん、背中が悪かった。右足を骨折したことがある。(事前に全員に知らされた病歴) 解剖中に確認出来た部分:足首に手術痕、肺がん(転移)、*¹動脈硬化 注釈・・・ ご献体さ...