お知らせ

生理学

2018年7月25日更新

ハワイ大学医学部 解剖学科教授よりメッセージ

ハワイ大学医学部 解剖学科教授 スコット ロザノフ医師より参加者へメッセージを頂きました。 10月は3日間の実習で大変充実した内容になります。 そして3日間の早朝に、解剖学のセミナーが総合計6時間!!! 今回はのセミナー内容は、解剖実習に無くてはなら...

2016年6月2日更新

腰痛対談 第1回目「競馬、競輪選手の腰痛」(全5回)

対談シリーズ第一弾「腰痛」(全4回) ◆対談講師 総合司会:青山 朋樹 先生(整形外科医) 柔道整復師:志知 成治 先生 理学療法士:長谷川 聡 先生 第一回目「競馬、競輪選手の腰痛」 青山先生: 本日は「腰痛」をテーマにしたいと思いま...

2015年11月9日更新

呼吸の大切さを体感してもらい伝える。

皆さんは、「どのくらい息が吸えますか。息を吸うとキツイ感じがしませんか。・・・ゆっくり深呼吸するとむせたりしませんか。」 運動をされている方にとっては、対象外の不思議な疑問です。運動をされていない方だって、「必要最小限」の呼吸で不自由もない。だから、普段「困...

2015年4月15日更新

脳、脊髄神経、馬尾

脳からの指令を筋肉に伝えて運動をさせるのが「運動神経」。 皮膚などからの情報を脳に伝えるのが「知覚神経」。 脳から脊髄を通り筋肉までのルート。 脊髄は「末梢」の神経です。脳は「中枢」の神経といいます。脳の延髄からつながって下りてきていますが(昔「延髄...

2015年4月4日更新

殿皮神経

前回の記事に関しての補足が2点。 まず1点が、股関節の「内旋」「外旋」について。 仰向けでの測定と座位での下腿軸の振れる角度でも同様の角度数になる(はずである) もう一点。 そして、小児までは「角度が大きくても異常ではない」と軽く書いたままでしたが、詳...

2015年3月5日更新

脊柱神経をおさらい

坐骨神経は、膝窩部の上で脛骨神経と総腓骨神経に分岐。総腓骨神経は、腓骨頭の後方から前面に回りこむ。回りこんだら浅枝と深枝に分岐。浅枝は lateral compartment. 深枝はanterior compartment.後部の脛骨神経は posteri...

2015年2月25日更新

胎盤

ひとやすみコラム 「スーパープレゼンテーション」という番組を知っているだろうか。たくさんの方々のプレゼンが聞ける。 先日のゲストが山中伸哉教授。「ヒトⅰPS細胞」を発見された方である。 研究者にとって大切なのは、研究が50%、研究の内容を伝えることが...

2015年2月4日更新

股関節外旋するにも梨状筋

「梨状筋」とそのゆかいな仲間たち。 「梨状筋」「上双子筋」「下双子筋」「外閉鎖筋」「内閉鎖筋」「大腿方形筋」。 『股関節外旋六人衆』である。 梨状筋・・・位置として、仙骨の方から大転子の上部に付着している。 (その上から中殿筋の停止部が覆い被さる) ...

2015年2月3日更新

関節に必要な「滑液包の存在」

股関節は痛みやすい。・・・本当はデリケートな部分である。4足歩行が2足になったから、なんて理由は事実だとしても!身体に悪いからといって、4足にもどるわけでもない。ということは、現実を受け止め面倒なストレッチなどはたまにたまにたまにたまに本当に本当にするべきであ...

2015年2月2日更新

「解剖実習に基づいた解剖セミナー」報告

【解剖実習に基づいた解剖セミナー】 昨日2/1は富士子講師のセミナーでした。15人という少人数制のセミナーでしたが、おかげさまで「満員御礼」ございました。 参加下さった皆様本当にありがとうございました。 45分の座学と45分の技術。富士子講師、盛だくさ...

2015年2月1日更新

神経を考察

「筋肉を感じる」ことは基本中の基本。年数の経っていない、もしくは、新しい単語の連発は、混乱を招く。私でさえ、時間がかかったと思う。でも、ぜひ、文献を1冊、読み込んで欲しい。何回も何回も何回も。無駄なんて言葉は脳みそが固まった私には、存在しない。読み込んでいるの...

2015年1月31日更新

股関節が痛いけどどうしよう?

股関節の解剖を伝えることがイマイチ大変な事は昨日お伝えしましたが、また自分に置き換えてみました。 私は左股関節が異常に固い。メンテナンスしていないと股関節の伸展や、ストレッチの股関節回しなんてできない。(どんだけ体悪いんだよ! って感じですが、40過ぎると色...

2015年1月30日更新

股関節とその周辺を解剖

皆さんが知りたい解剖の10位以内に入っているかもしれない「股関節」 これがね~中々難しい。外科的手術の見学をさせてもらっているわけじゃないし、献体の方が亡くなる前に「股関節に怪我がありました。」と書く事はほとんど皆無のような気がするので。もちろん、股関節変形症...

2015年1月29日更新

腎臓を解剖

本日は「腎臓」 先にお伝えしますと、献体のカレンさん(仮名)は副腎が見当たらなかったのです。 以前簡単にお伝えしていますが、腎臓を視て、あるはずの副腎が見当たらない? なぜ?ナゼ?何故? 副腎が両方とも無いのだ。腎臓に寄り添っているはずなのだが、どこ...

2015年1月27日更新

解剖~心臓と血管

昨日は、心臓の解剖実習報告をさせていただきました。 動脈は、大半が身体の深い部分を走行しています。しかし、何か所かは表皮近くを通過。よく知られているのが頸動脈と手首の脈をとる橈骨動脈。橈骨動脈での脈動は東洋医学では大事な診断基準、つまり身体の調子を知るポイン...

2015年1月26日更新

心臓を解剖

本日は先に少し2月1日に行われるセミナーの内容のご案内です。 今回は、店舗での開催。テーピングを使いながら、相棒のアラシ君の骨格を借りての90分です。 時間の関係上、「肩甲骨まわりから上肢」限定。 献体はございませんが、本では学べない立体感を伝えるの...

2015年1月23日更新

まだまだ続くよ、腹部解剖

腹部の筋膜について ここ最近マイブームのように「腹直筋!腹直筋!」と連呼しているが、書き忘れたことがある。前回、腹筋膜の折り返しが鼡径靭帯とお伝えしたが、筋膜には続きがあるのだ。 層で少し考えよう。お腹の横側は外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の3層、それがそれぞ...

2015年1月22日更新

腹直筋つづき

昨日、失敗した。失敗というか、ほどよくほぐすことで充分な全身筋肉を「しっかり」ほぐしてしまった。 東洋医学の心得があるはずなのに、情けない。疲労の蓄積は、段階を得た方がいいのに・・・。(ううう~) 男性で筋肉が全身しっかりある。しっかりあるというか、脊柱起...

2015年1月21日更新

腹直筋を解剖しましょう

本日は、「腹直筋」解剖します。 解剖をしていての疑問や発見で「すごいな~」というこの感動は、小さな部分でさえ知識をひっくり返す威力がある。記憶を改めるものばかりです。長年の先入観でできた偶像が、目の前に答えを見せられ揺るげられない瞬間である。そこから、ど...

2015年1月20日更新

前腕の解剖

【前腕】解剖しましょう。 仰向けになった時にもう一度 *¹「腕神経叢」を視て確認してから、まず前腕内側の皮を切って開いていく。 多少なりともある脂肪たちを除去していくとキレイな白い「組織膜」に辿り着く。組織膜の上から分かる「筋」を実際に手で探り、こ...

2015年1月16日更新

解剖実習 ~ 腸

【 腸 】 解剖していきましょう。 *¹横隔膜を視て、腹部を開腹。 脂肪を取り除き、腹直筋などを取り除くと、腸に辿り着く。このとき「腸」は「楳図かずお先生」の恐怖漫画のように「ビローン」と長くは出てきたりしない。(あれはあれで恐怖漫画のイメージとしては...

2015年1月12日更新

むくみ

筋肉を触っていると、たくさんのタイプがある事に気づきます。特定の医療の現場では限られた年齢層だったりしますが、そこに元気な幅広い層が加わり、筋肉の質について思考がどんどん働きます。特に、好奇心丸出しの質問にも、皆さん快く(?)答えてくださり、一緒に分析すること...

2015年1月9日更新

皮膚の感覚

ある人の話。 「何かを生み出す」ことは本当に本当に本当に大変なことで、この単純な言葉で記すことでは伝わらない。 スポーツの記録の影にだって、人一倍の努力はあるはずだろうし。見えない葛藤、試行錯誤、数々の失敗。そうそう逃げることは簡単。時にはそれもありあり。...

2015年1月6日更新

解剖実習~肺

解剖実習2日目で脂肪除去をし、乳房を切除し、大胸筋、小胸筋をはがし、肋骨に辿り着きます。 これからいよいよ「内臓」です。 まずは肋骨の中に解剖の先生の手が入る。ここは大切な臓器たちが収まっている場所なので、傷つけないように先生が外していく、私たちは敢え...

2014年12月14日更新

腕神経叢にたどりつくまで

(参考文献: 人体の不思議 ㈱メディ・イシュ 「コントロールする 神経系・感覚器 Vol.2」 引用) 今日もまたマニアックにいきます。 神経叢については解剖学の文献で必ず見るし、学校でも学ぶ、正直難しいし覚えるのも大変。 しかし解剖実習をし...

2014年12月8日更新

【解剖アプリ】これ凄いです!

アメリカはカリフォルニア州で治療家人生を送る「五味渕氏」がブログを始めたのですが、その記事の中に面白いアプリの紹介があった。 五味渕氏は20年間アメリカでマッサージ師として活躍しています。 主にストラクチュラルインテグレーション 推拿 ニュ...

2014年12月6日更新

解剖実習での「コリ」の正体は何?

【このコリコリしたのって何ですか?】お客様によく聞かれたり、触ると本当にコリコリとしたものにふれる事ありませんか?実際に私の母親の肩にもゴルフボールみたいな大きさのコリコリがあります。 私がセラピストになる前の事ですが、リラクゼーションサロンに行って...

2014年11月26日更新

解剖学的に考える正しいリンパマッサージとは

(写真:ひと目でわかるホントによく効くリンパとツボ引用) 解剖実習をしてみたら、ふと「リンパマッサージ」について疑問が湧いてきた。そもそもリンパマッサージが日本に根付いてきたのはここ10年~15年くらいではないのでしょうか。そして大事なのはその知識。なぜ...

2014年11月16日更新

静脈弁の繊細さにビックリ!

『 え!! 弁はこんなに薄いの?!』 ある意味、芸術とも云える身体各所。そして、特にこの静脈の弁の機能は形状もしくみも質も、とても繊細である。 実際、この弁はどれほど頑丈に出来ていて逆流を防ぐ壁になっているのだろう。ふと、単純な疑問が湧いた。 静...

2014年11月15日更新

脊柱管を切断!! 背面の解剖 2

背面部分 まず、脊髄神経!これを見た経験は筋肉を見た以上に予想外で貴重で衝撃だった。脳は別として神経のおおもとなのであるよ。 実際に見ることになるとは聞いていたが、全員脊柱の切断はドキドキだったに違いありません。 背部の筋肉をすべて除いたあと、背...