昨日、富士子講師がアップしたブログ「寝違え」の内容紹介を書くにあたり、facebookで私(小池)の事例をだしたところ、思わぬ反響で3件問い合わせがありましたので、「どんな状況で何をしでかしたのか」という事をシェアします。
先にお伝えしますが、リラクゼーションセラピストの私は、解剖学を学ぶ際に「寝違えたというクライアントは、3~5日は触らず、出来れば専門機関に行くよう促す」と教えられた。だから「触っちゃダメ」なのは解ってるのに、どんなもんか試してみたくもなった。
あれは2009年8月前半のことでした。何が起きたかというと、題名の通り「寝違えた」のですが、部位は恐らく左頚部から菱形筋の辺り。起きた時から痛くてどうにもこうにも首が回らない。とりあえず美容院の予約があったので行ってみる。終了後、悪化している事に気づく(笑) (そりゃ駄目よね~あのシャンプー台とか。。。)
で、違和感があるから気になってしまい、偶然、帰り道に目についた「マッサージ店」に入ってみた。
もちろん「寝違えた」ことは伝えずに「ここが辛いです。」とか言って、1時間のマッサージを受ける。終わってみたらもの凄く揉み返しのような状態になっていた。「こりゃ参った」と思いながらも、自己責任ですので(笑)「しょうがないか」と諦めて帰宅する。
その日はそのまま大人しく自宅に居た。
そして次の日の朝。。。
起き上がれない。。。。。
寝返りも、うてない。。。。 な、な、何があったんだ。。。えぇ~?????( ゚Д゚)
母を呼ぼうと思うにも、部屋が違うから声が届かない。。。
たまたま枕元にあった携帯を引っ張って、自宅に電話する。(自宅にいるんだけども。。。)
身体に力を入れると頚部と肩甲骨回りに激痛が走るもんだから、起き上がるのにも10分以上かかった。
起き上がってしまえば、直立不動で歩くことはで出来る。
また何を勘違いしたのか、知り合いの治療家の先生に連絡をして診てもらう事とする。
速攻、先生に言われたことは「こんなに動かないのに、今は手を付けられないよ。数日放っておかないと。」
しかし私は数日後のお盆旅行が控えていたから何が何でも治したくて、お願いし続けた。
もちろん却下された。
しょうがないから他の「院」に行ってみた。そして、電気とか鍼とか色々やってもらって帰宅。。。
さぁ次の日はもっと大変だった。
唸りながら起き上るのに30分くらいかかる。
先ずは母に横向きにしてもらうのだが、それも大変。
押されると激痛。動くと激痛(T_T)
最後は、肘で起き上がる。その時に母には頭を支えてもらわないといけない(笑) おかしい様子だ。。。
5日ほどそんな状態を続けた。。。
◆出来ない事
・布団から起き上がる
・前にかがむ(もちろん後ろにも倒せない)
・腰から上や、首だけ回す事ができない
・車に乗れない(運転は出来るが、後部座席や助手席は不可。これは後述します。)
・布団に倒れこめない
◆出来た事
・しゃがむ
・座る
・立ち上がる
先生の言う通り、最初の段階でやってはいけない事がある。
身をもって体験しなくていい。。。
あぁぁぁぁぁぁぁ
これで無理やり友人たちと四国にお盆旅行に行くのだが、足摺岬までの長距離、車の揺れに首が耐えられない。
「自分の運転ならどうだ?」と試したところ、自分の運転はブレーキのタイミングやカーブの動きに自分の身体が予測しているから運転が一番楽な事に気づく。
ただ、足摺岬までの往復250キロ以上の一人運転は、違う意味で辛かった(笑)
写真は首にエリザベスをしていても「エグザイル」をやりたいアホな私。
※結局完治するのに1か月以上かかった。(余計な事したからね)
「寝違え」を甘く見ちゃいけない。
こんな場合の対処を富士子講師に補足してもらおう。↓↓↓
エリザベスでもエベレストでもなんでもいいのですが、面倒な患者ですね(超大笑)
先日の侍も次の日「某治療院にいって電気かけたら痛くなった」と。過剰な刺激は余分かな。事情はあるのだが。
これが、さじ加減。同じ料理を作っても、プロの料理人と私との差と一緒ですね。
かちんとなった部分をほっておくと、意外と落ち着いてくる。痛みはうずく時しか感じない。意外と腫れていてもガンガンいたいのはずっと続かないってこと。(この仕組みは別に理由はあるのだが置いときます。)
だけれど、人間は痛みがないと「治った」と勘違いする。いやいや一度ミシッといってますから!
痛めた筋肉が再生する期間は程度により決まっている。
しかし、安静にしていない事を加味すると、それなりのプラスの期間がかかる。まして、外傷ではなく、そこまでに積み重なった疲労が原因だとすれば話は別。半年の疲労を1時間でとれといっているかのように無茶はいけない。
(「部品があればとりかえますが」とよく冗談をいったものだが。)痛めた時間から換算しての時間が大事で、どんなものでも早ければ早いほうが腫れも出ずに済む場合も多い。初日の治療しだいでその治療期間が左右する。固定の仕方、固定期間。鍼、マッサージの併用。これでさらに違う。
医療機関では電気をかけないと保険はおりない、保険分が変わるなんて複雑なごにょごにょがあるのだが。
ずきんと言ったら腫れがうずいています。その時は、冷やしましょう。ズキンといわなくても、何かあったら冷やしておく。後で気が付いた時に、腫れていたなんて事例はとても多い。冷却の仕方は、腫れて大きくなる箇所に負けず、温度を低めに保つことが大切。(皮膚だけは傷めないようにする一番の注意点。)その日のお風呂はシャワーのみ。
白いぷるぷるの冷却湿布が温度を下げ、塗り薬が貼り薬になったものは温度は下げない。昔の単純な氷のうのような氷の袋でいい。貼り薬はシャワーのあとすぐに貼らない。寝る前に。
あとは、いい治療家に頼る。継続的に見れる方にしよう。
(私は、ほかのかたの治療には口を出さない主義です。みなさん治したい気持ちは一緒。その方を信じよう。そして、ごり押しはやめよう!ピース)
記事担当:小池
監修:講師 富士子