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2013年2月22日更新

運動と健康8回目   解剖実習アカデミーの健康情報

こんにちは、高橋です。

運動は脳にも影響を与えます。ウォーキングなどの軽い運動をすると脳の働きが活性化されて記憶力や判断力、集中力などが向上します。これは記憶力に関係するアセチルコリンや集中力を増進させるノルアドレナリンなど、脳の神経伝達物質の分泌が活性化されるからといわれています。運動後に勉強したら、単語が頭にスッス入ってきたなんて経験、ありませんか?これは脳が運動によって活性化されたからです。
アセチルコリンの減少はアルツハイマーの原因の一つとされているので、これを防ぐ効果もあります。軽い運動は、若い世代には勉強や仕事の効率を上げ、高齢者にとっては長生き、ボケ防止にもなるのです。

また、骨にも影響を与えます。骨は強い衝撃を与えるとダメージを受けますが、軽い負荷を与えると骨を作る細胞が刺激されてカルシウムの生成が促進されて丈夫になっていきます。
面白い話で自転車選手は骨が弱いという話があります。これは、ジョギングなどに比べて骨への衝撃が少ないからです。ジョギングでの上下運動は内臓は傷めますが、骨へは良い刺激になるのです。

日頃、運動不足の方は軽い運動でも全然効果はあります。また、全く運動していなかったので身体への目に見える変化がわかりやすいです。