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2013年2月4日更新

運動と健康6回目   解剖実習アカデミーの健康情報

オーバートレーニングの処置の仕方の続きです。
前回は回復のためのトレーニングプログラムを作るとお話しました。
この回復プログラムのポイントとして、選手に見通しを与えて、あせりや不安を軽減してやることです。選手は少しでもトレーニングをしていないと不安になるものです。(体験談)

トレーニングの負荷を増やす際に、低い強度で徐々にトレーニング量を増やしていき、ある程度できるようになってからトレーニングの強度を上げます。まずは、トレーニングの回数を増やしていくということです。
また、トレーニングの負荷を次々と上げずに一度負荷を上げたらその後の回復具合を何日かみて、次のトレーニングの負荷を上げるようにします。
重症のオーバートレーニングの場合は直線的に増やしていくと途中でついていけなくなりますので、一度軽くして、また上げてというように何段階かに分けて負荷を上げていきます。
回復の過程では、トレーニング内容や体調、脈数などの記録を付け、経過をチェックします。

オーバートレーニングの予防策として、まずはオーバートレーニングについての理解が必要です。決してなまけてその状態に陥っているわけではありません。これは仕事に置き換えても言えますね。なまけているわけではないのです。