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2012年12月6日更新

酵素のお話2回目   解剖実習アカデミーの健康情報

前回に引き続き、酵素さんのお話です。

酵素、生きてく上で欠かせないもので3000種類もあるのですがそれぞれの酵素は1種類で1つの働きしかしてくれません。
例えば消化酵素のアミラーゼ。唾液の中に含まれていてデンプンを分解するのですがタンパク質は分解できません。タンパク質を分解するのはプロテアーゼという酵素です。このようにそれぞれ働き方が違いますので1つ1つ着目していくと大変なことになりますが酵素は大きく消化酵素、代謝酵素、食物酵素の3つに分けることができます。

消化酵素は食べ物を身体が吸収しやすいように消化するもの。
この消化酵素によって栄養素をエネルギーに変えたものを身体の中で働かせるものが代謝酵素。
もともと体には体内酵素という消化酵素、代謝酵素の素となっている酵素があり、この体内酵素の量は決まっています。消化酵素を使いすぎると代謝酵素が不足してしまい、病気などで代謝酵素を使いすぎると消化酵素が不足します。例えば揚げ物を食べ過ぎた日に襲ってくる胃もたれ、これは消化し難い揚げ物を大量に摂取してしまったため消化酵素をせっせと使ってしまい栄養を送る代謝酵素が不足してしまい起こる現象です。
風邪をひくと食欲が落ちるのは病気と闘うため代謝酵素がたくさん使われるためです。

さて次回は健康のために働いてくれる代謝酵素のサポート役を務める食物酵素のお話です。