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2015年1月29日更新

腎臓を解剖


本日は「腎臓」

先にお伝えしますと、献体のカレンさん(仮名)は副腎が見当たらなかったのです。
以前簡単にお伝えしていますが、腎臓を視て、あるはずの副腎が見当たらない? なぜ?ナゼ?何故?
副腎が両方とも無いのだ。腎臓に寄り添っているはずなのだが、どこかで外れたのだろうか。日本で看護師をしている参加者も一生懸命探している。
こればっかりは確定できないが、人体には不思議がたくさん。個体によって違うという表現をした方がいいのかもしれないが分からない。(この表現は正しくないかもしれない。)
副腎が見つからないのはハワイ大学の解剖の先生も納得いかないようで率先して探していた。でも無い。。。。。
そんな事ってあるのだろうか。。。
私たちの研究のために、何も手を付けていない献体だ。マッサラから解剖をさせていただいている。なぜ?
これには、解剖の先生も疑問で苦笑いしてしまう。私たちも分からなくて苦笑いしてしまう。「これが人体だ。」
(ホルマリン液が腹部に大分残っていたので、腎臓から外れて背部に沈んだ可能性もある。)

さて、「腎臓の働き」の復習をしてみよう。血液をろ過して「尿を作り出す腎臓」ですが、ろ過するものは体に不要な老廃物であったり、塩分を「尿」にするために働く臓器。
このろ過するシステムを「ネフロン(基本単位)」という。
このネフロンは一つの腎臓に100万個づつあるそう。このネフロンが血液のろ過を行っている。この機能の動きが悪くなると「尿毒症」や「腎不全」といった症状が発症し、ひどくなると「血液透析」といったことになる。

そして視られなかった「副腎」。副腎は、内分泌系ホルモンの生成している臓器。生きていくために必要なホルモンを作っている。 だから、カレンさんにも有ったのでしょう。私たちが見つける事が出来なかっただけ。次回からは、背部にたまったホルマリン液を抜いてからにしようと思う。

この腎臓内部のシステムも長くなるので中略するが、その機能を視るためには、肺の時と同じように血管が繋がっている「腎門」からメスで削ぐようにして視ていく。そうすると尿管や血管のつながりの奥(腎臓の中)を視てゆくことができる。きれいに削ぐことができれば「マイタケ」のように葉が広がった「腎葉」、尿を集める「腎杯」部分を確認できるし、スパっと二つに割れば、内部の「組織管」の一部を視る事ができる。切り方を間違えると視られないので解剖の先生の指示通りに切る。(私が肺で失敗したからだ。。。。。(≧▽≦))

腎不全
(出展元:循環器病情報サービスより http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/disease/renal-failure.html)

私たちは、人様の身体を触る仕事をしている。「診る」事で疑問を抱くこととして、見た目の症状で「浮腫み」というものがある。これは素人判断で問診すれば、「寝ていますか?水分採っていますか?」くらいは聞ける。
しかし施術が出来ないほど異常な「浮腫み」をしているクライアントが来店したらどうだろう。治療家の先生方は「気づく」ことができる方がほとんどだと思うが、私たちセラピストは見逃す事があるかもしれない。ましてや、新規客であれば、比較する履歴や印象がないからだ。そのためにもある程度内臓の働きを勉強しておきたいものだと思うし、すぐに「医療機関」に行く事を薦めることもしたい。

その場合の第一印象や症状を下記に一部記しておきます。参考までに。
・顔の色
・目のうつろさ
・目の白い部分が茶色い(一般に云われますが、医師ではないので判断は不可。)
・だるさを訴える
・異常は浮腫み
・不眠を訴える

本当に簡易ですが、「異常に気付けるセラピストでありたい。」という事をシェアしたいと思います。

さて明日は「股関節とその周り」です。

記事担当:小池