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2014年12月14日更新

腕神経叢にたどりつくまで


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(参考文献: 人体の不思議 ㈱メディ・イシュ 「コントロールする 神経系・感覚器 Vol.2」 引用)

今日もまたマニアックにいきます。

神経叢については解剖学の文献で必ず見るし、学校でも学ぶ、正直難しいし覚えるのも大変。
しかし解剖実習をしていて、他の何よりもまず神経を分かっていないと、解剖の先生から筋肉の解剖理論を講義して頂いても、つまずくし、自分の進歩にも何か欠ける気がする。だから神経叢については事前の予習や復習をしていた方が頭の中が混乱しない。

今日は、その中でも「腕神経叢」に注目したいと思う。
腕神経叢は背髄神経のC5 ~ C8と、T1から前枝から形成されている。
そして合流した神経が上中下の神経幹作り、また更に上下に枝分かれする。神経は後外側神経束と後内側神経束を作って末梢まで枝を出していく。
これらの神経は鎖骨を通り腋窩から腕や手に伸びていく。

腕神経叢には、筋皮神経や正中神経・尺骨神経などがあり、それらを横に開いてみると奇麗な「M字」になっている。この神経叢の合流と枝分かれは本当に芸術的だと思う。

さて尺骨神経でちょっと余談
小学生のころ後ろの子に話しかけようと思って振り向いた時に肘をぶつけて、ビクッとなった経験はないだろうか?そしてその時「電気走った!」と口走らなかっただろうか?(笑) 不思議ですが、アメリカでは「モーターポイント(運動神経)」電気刺激で最も鋭敏な点をこのように表現するようです。その鋭敏な神経は尺骨神経なのだが、神経は本来、外からの刺激から守るために深層部にある。ひじの近くでは比較的に浅い所走っているから、肘のぶつけどころによっては「電気走った!」になるわけだ! 子供って、色々なところで表現を覚えてくる。

ハイ!本題に戻りますよ(笑)
解剖実習では、この腕神経叢にたどりつくまでがまた大変。相変わらず脂肪を削ぎ取っていくんだけど、「M字」を見るために結構気を使いながら脂肪を削いでいかないといけない、途中で切っちゃったらせっかくの「人間の芸術的な体の一部」が視れなくなるからね。 うっかり切っちゃった人は大変です。相当悪者扱いです。(嘘です(笑))
でもね、あまりにもたどたどしく作業していると、先生の手が出てくる。無言の「遅いですよ」アピール(笑)
丁寧且つスピーディーも大事ね、解剖は!
で、この神経叢を忘れちゃいけない。今後もずーっと上肢の施術をする時に想像しながら施すのだから。

 

おまけに、リラックス効果の高いハンドリフレクソロジーの事を少し書きます。
東洋医学的に云うと
下肢は、第二の心臓と云われる。
上肢は(特に前腕、手のひら)第二の脳と云われる。
手のひらが何故、「第二の脳」か? 東洋医学的に云ったらツボを刺激して疲労を軽減する効果をもたらす。
西洋医学的に云ったら、単極ニューロン、デルマトームを思い出してほしい。手は脳に直結しているから、中枢神経に刺激がいくように末端からマッサージをし、副交感神経の働きを促す。
手のマッサージの心地よさをぜひ知って欲しい。病みつきになること間違いなし!

記事担当:小池