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2015年3月29日更新

内側縦アーチ

眠い時、お腹空いている時、酔っ払っている時に今日の話を読むと意味不明。・・・私だけ??
まずは、図でのイメージ作り。足裏。
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「中足趾節関節」この関節は中足骨の基部(遠位)と趾節骨(足先の小さい骨)との関節。「趾節間関節」これは「中足趾節関節」を趾節骨側に渡ったところの横同士(趾節骨同士)の連結の靱帯である。
上記の2つの関節をスパッと横切り、母趾部分には小豆2つもくっつけている。つないでいるのが「深横中足靱帯」。(なんか「鍋横商店街」と似てるぅ)
このラインは本当に盛りだくさんでマジ面白い。

足部の内側。踵骨の「内側結節」から第1中足骨までが「内側縦アーチ」。
しかし!土地ふまずを構成している「長足底靱帯」は母趾の列には付いていない(???)。でも「足底腱膜」は第1~5までの全体を覆っている(前回の記事にも載っていますが細かい筋肉などまた次回)。
その「深横中足靱帯」の第1中足骨の部分に種子骨が2つ。「短母趾屈筋腱」の中にある種子骨である。しかし、ここに2個の種子骨があるがきれいな胼胝状態が出来ているとわかりにくいかもしれない。リフレクソロジーではこの骨の輪郭を添わせる手技が存在する。
次に種子骨の役割だが膝蓋骨の時に「膝蓋骨という種子骨があることで、大腿のパワーが増す」と言ったと思う。
ここの母趾の付け根の種子骨も足が地面から離れる瞬間に屈筋腱のパワーを増加させる(ヒューヒュー)。その場所に小石があれば絶対痛いはずなのに普段はいたくない。(今後でてくる筋肉たちとも関連がある)。

では、困る点。それは母趾の付け根は大きな荷重部分なので負荷もかかっています。靴の圧迫・摩擦。そして腫脹・疼痛・疲労・変形などを起こしやすい。
靴を履くと「内側縦アーチ」が怠けてしまって廃れるというが、廃れて疲れて最悪(↴)。一旦炎症が起きるとなかなか治らない。なぜなら、安静が難しいから。
でもって、このラインは胼胝(べんち)といって横幅をとった範囲が硬く肥厚しやすい。これはみなさまにとって確率高い胼胝率。ほどよくて正しい前横アーチを持つ足は第1趾に一番固い胼胝があるが、アーチが崩れていると第2趾メインに胼胝ができる(私のことだ↴)。本来この部分のアーチって骨が重なり合う感じに見えるはず(私は並べただけ↴)。
それに、知らない人はいない「外反母趾」という外側に偏位する変形。外反母趾などで種子骨が正常の位置からずれることは珍しくないらしい。
母趾の指先が第2趾と重なる前に手当したい。「痛風結節」ができたり、種子骨が第2趾側にずれたようにはいりこんだり、バニオンになったりモートンもあるし・・・・この指は忙しい。
「図」をみると、なにか気づかないか?。カニ?・・・。
「長趾屈筋腱」と「短趾屈筋腱」この2つの腱の付着具合が不思議だ。一心同体というのだろうか。「短趾屈筋腱」が「長趾屈筋腱」を両足で挟んでいるみたいだ。カニカニカニ~。
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もし人間がつま先で走る動物系だったり、木に登る動物系だったなら、もっと違った筋肉の進化があったのだろう。べた足に進化しても人間はヒールという形態の靴を履いても体重を支えて動けるのはこの部分がしっかりしているからだ。たとえ胼胝になってもバランスをとるのにこの台地を足で掴もうと踏ん張る。足裏って意外とその人を反映している気がする。
ハイ、この3本の特徴的な形は、中足骨のあの厚みを作り、「前側横アーチ」を形成し、「内側縦アーチ」と「外側縦アーチ」の一端を担う。

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長すぎると編集長の強制終了がはいった。続きは明日!

記事担当:講師富士子

(参考写真:ボディーナビゲーション)