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2015年3月20日更新

足底の靭帯の数も多い

「あれ?眉毛がない・・かも?」
エレベーターの鏡のような反射で気づく。
・・・お~いスタッフ達!!気づいてくれ~!昨日の(毛が三本立っていた)件といい笑いながら「あっ本当だ!」なんて笑っている。確かに毎日寝起きのような風貌でウロウロは。しかし、眉毛がなければお客様もびっくりだろ!・・・・あ・・・確か眉毛を書くときに事務長から電話あったな・・・ケッ。一日眉毛なし。しかし、普段と同じ忙しい時間が過ぎていく中、額からウルトラマンのビームを出すかのごとく、2本のピースサインはたまに療法の眉毛になるしかない。おいスタッフ!マジック持ってきてどうしろというのだ・・・。

足部の内面ルートの話をしようとして足裏の脂肪にいってしまう。そして早三日が経つ。おばさんの横道の外れ方が半端ではないことがよくわかるだろう。
今日こそ!「バネ」までいくぞ!

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足部のイラストを真上から見ると、あれあれ~?カカトの踵骨って真ん中ではないじゃないか(大根役者)。まして、踵骨・距骨をバラバラになど渡されたら設置部分で悩むかもしれないこの形のパズル。カカトがヘンテコだからこそ、足のアーチの縦2本・横2本の割合があり筋バランスもあるのだな。と丸く収まったところ。
編集長に「人体模型(嵐君)の足を借りていいですか」って聞いた。こちらも見ずに「ダメ!!」。(バラバラに分解するのを察知したな)。という訳で分解パズルの楽しみはなし!

では足の構造分解にいこう。
あの骨たちと3~4層(文献によって)の筋肉たちの数、脂肪、腱膜。あと「胼胝」(べんち)。これは足のタコみたいなもの。足の角質の肥厚のこと。だから、これらがあの裏側に全部盛りだくさんと考えると一つひとつが予想以上に小さいのである。足裏をリフレクソロジーでゴリゴリすると、すぐ骨でしょ。あの薄さを考えると3層をより分けるって大変。できれば骨から深層の筋を整理していきたいのに、解剖実習では表層から探っていく。でも、下腿部分からたどるように内側と外側に分かれて足裏に入れば、取り掛かりとしては理解しやすい。(戻るよ、今日は内側部だよ足裏に流れるところだったよブ~)
内側の踵骨に「載距突起」がある。踵骨は距骨を上に乗せている。そのまんまの名称ですね。その「載距突起」のすぐ上に判別できないくらいのちびたい靱帯がある。「内側距踵靱帯」といって、ミニセロテープで仮止めしたみたいな小さい靱帯である(足にはこの小さいのが沢山ある)。名称のごとく踵骨と距骨をねっぱつけている。
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その上を覆うように有名な「三角靱帯」が脛骨の内側下端を揺るがないように止めている。
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「三角」の形って凄い安定構造だ。その三角靱帯の中の「脛踵靱帯」が脛骨と踵骨を止めているのだけれど。よく聞いてね、最初にカカトって真後ろ真ん中じゃないって言ったでしょ。外寄りですよって(たぶん言った)。実はここの三角靱帯下辺りも想像以上に空間がある。カカトの丸みからきた内側は、むくみなどがあるとただのブヨブヨの肉質。しかしここの部分には下腿からおりてくる「後脛骨筋」「長趾屈筋」「脛骨動脈」「脛骨神経」「長拇趾屈筋」という大量のチューブが通る。
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最内側の「後脛骨筋」は即婚骨(何故かこう変換される(笑))じゃない、足根骨の5個全部と2・3・4中足骨にまで通っていて停止している。
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(・・・また横道に外れたい・・。後脛骨筋について語りたい・・止めておこう、くっ苦しい・・)
やっと登場「底側踵舟靱帯」or「スプリング靱帯」or「ばね靱帯」。
途中登場の「距載突起」から「舟状骨」までの靱帯である。先ほどの「後脛骨筋」がこの靱帯と合流していることで内側を支持している。
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舟状骨が内側にだるま落としのように飛びでそうに出っ張ってくるのは、舟状骨の固定が弱ってきたのと、足全体のアーチが弱ってきたのと、後脛骨筋の固さとか診ていかないといけない。
しか~し! 私の「偏平足」は親子三代の遺伝である。
筋力の低下が原因だなんて、絶対認めない!!

記事担当:講師 富士子

(参考写真:ボディナビゲーション)←どんだけ好きなんだw