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2015年3月9日更新

脛骨プラトー

お米の農家さんが良い米を作ろうとしても一生のうち50回位しかできない。どうしてかって?! あんたもヤボだね~。一年に1回しか米は収穫できないじゃないか。だからその1回1回を丹精込めてつくるんだよ。(じゃぁ・・・失敗できないじゃないか・・。)お前さんも本当のバカか!失敗しないよ。知恵を持った、たくさんの先輩たちがいるんじゃないか。ありがたいじゃないか。話を聞くのに無駄はないんだよ。
さて、自分たち!どうするね。あんたさん何するね。話を聞いているうちにあなたの目指しているもののヒントだってあるかもしれないよ。方向転換、おおいに結構!分野がどうのと言ってたら視野が狭くなるさ。「刺激」「ひらめき」「振り返る」「思いこみ」それが目の前にあったのに私達には見えていないのかもしれない。
(富士子講師は「福島」出身なもので、たまにナマリが。。。 by編集長)

「膝」。ただの蝶番関節ではない。
膝関節の働き。①屈曲②伸展③内線外旋
下腿の骨は脛骨、腓骨。
2本の骨があるのに腓骨の受ける荷重は10%位。両側ってことは、片方5%の計算かしら(計算していなくて確実かわからん)。屈曲伸展は主に大腿骨と脛骨のお仕事。で、同時に脛骨の半月板をスライドしながら内線外旋も同時に起きている。(知らぬ間に・・・)
あのイスに座る動作では屈曲していながら、内線いや内戦いや内旋が起こっている。いやいやその下の足先の位置によって外旋ぎみになっている。(外旋ぎみって曖昧な言葉ですね)
とにかく!(適当なことを言い放つ時に、とにかくって使うのやめような)
そのため(?)脛骨プタローいや「脛骨プラトー(脛骨高原)」が脛骨の頭にある。

「図」で確認しよう。
IMG_1939

最初、脛骨高原の名称に「なんじゃこりゃ」ですよ。図を見て思わず「お~高原か~」。日常、全身の負荷を受けながらも大腿骨はこの高原を右往左往。クッションの「半月板」もペコペコとお餅の様に突かれどんどん硬くなります。でも、素晴らしき発明「人工関節」もありますが、なま身の半月板が無事だったら何十年も生きている部品。(あ~大事に使わなければ・・。)
よくみると大腿骨が高原プラトーに対してというより下腿のほうがすべっている。股関節のあの斜め具合を大腿骨の外側顆内側顆のバランスで一度微調整。内側顆が少し大きめ。半月板のあのクッションと形でまた微調整。十字靱帯(中)、内側側副靱帯(内側)、外側側副靱帯(外側)が前と左右を支えます。大腿を走る縫工筋も、陰ながら薄筋も違う部分から内側の鵞足へやってきています。後面長髪真ん中分けの半腱様筋・半膜様筋も内側より手を伸ばす。外側は大腿二頭筋。蹴られると弱いくせに腸脛靭帯のがっちり感は頼れる柱です。
いやぁ、忘れそうになっていた。
「足底筋」。知ってますか。膝の後面からひょっこり顔を出している足底筋。腓腹筋深部を通り抜けて踵骨まで長い長い長すぎる長いだけの腱を伸ばす。昆虫たちにとっては、すばしっこい邁進力を誇っていても人間となれば「わずかに足関節底屈、わずかに膝関節屈曲」。か弱すぎて見てはいられない。
それに比べたら、さるかに合戦の「うす」のように足の短い「膝窩筋」ががっつり大腿骨の外側上顆から内側の脛骨を斜め掴み。(ヒョロっとよりガッツリが好みかよ)

すみません。真面目に解剖実習しています。ちょっと春の日差しに浮かれてまして言い過ぎました。「エキスポ」にいらっしゃる方たち、責めにいらっしゃるのではなく励ましに来てくれることを祈っています。  

記事担当:桜餅 富士子

(参考写真:ボディナビゲーション)