先日、テレビから聞こえる何気ない言葉に耳が止まった。
「自分の持っている知識だけの中で考えることは、視界を狭くする」
うぉ~~!! あなたは誰?! 的確なその言葉は、私の脳を刺激する。
あとどの位、思考を重ねたらいいのだろうか。いつ答えが見えてくるのか!
夢にみていた「あこがれのノーテンキ隠居生活」を揺るがすその言葉。
脳たちよ、サボっているヒマはない。
さあ、みんなで考えよう。
前回、仙骨には段差があるという話。実際に骨格模型は見たかしら?
仙腸関節には絶対触れられない深さなんて・・・。
仙腸関節の前面後面にびっしり張り付いている靱帯からおさらい。
「前縦靱帯」・・・前面。脊柱から仙骨前面まで到達。
「腸腰靱帯」
「前仙腸靱帯・後仙腸靱帯」
「仙結節靱帯」(これがハムと連結)
「仙棘靱帯」(深)
「棘上靱帯」 → 脊柱からずっとつながっていて胸腰筋膜にまぎれても仙骨まで。
「深後仙尾靱帯」
皆さん「図」でどことどこを結んでいるか確認しよう。
どれもこれもこの靱帯たちは硬い。硬すぎて骨かと勘違いする。
靱帯の上に「多裂筋」「胸最長筋」「腰腸肋筋」「胸腰筋膜」が覆い被さり、仙骨の背部の滝壺のような低い狭い隙間を埋める。
「仙腸関節に届かない」構図がわかりますね。
でも、人間は「筋肉の上からでも私達の手は仙骨を感じることができる」のです。(スゴい!)
仙骨のごつごつ感を感じながらも硬い靱帯筋肉もそこにある。
つまんでいるのは脂肪?皮膚?????
脊柱上部から同じ筋肉が段々と設置され、機能する。それは、それぞれの箇所に適した大きさをもつ。だから、仙骨の部分は、むっちり厚みをもっているということはそれだけのガッチリが必要だっていう意味。
「多裂筋」の仙骨部。厚みを持っている。
「胸最長筋」は腸骨についているというより、仙骨についている。(またか・・)
この二つは仙骨が起始。
「腰腸肋筋」その名の通り、これは「仙骨と腸骨」の両方についている。
それぞれ、この仙骨、腸骨についている部分が起始。
起始が下側ということは上半身にある部分が停止なので!
解っているよね!
この筋肉たちは「仙骨の方に脊柱を引いて機能」する。
縮んでいるならば、あなたはどう伸ばす。
起始が下。起始が下。起始がいた。(キジがいた。モモタロー!きびだんご!)
重力があって、筋肉が低下して下に脊柱の筋肉が垂れてきたならば、あなたは母指はどうほぐす。
足側?それとも、頭側にもどす?
その母指の下の筋肉は何?回旋筋?多裂筋?腸肋筋?
私、ケンカをふっかけた?
明日は、出産から骨盤をみていこう。
記事担当:講師 富士子
(参考写真:ボディナビゲーション)