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2015年2月16日更新

私の腰の痛みはどこからきているのか。

自分の目で見て、自分で体験したものは貴重である。
「骨盤が痛い」・・・「骨盤が痛い訳はない(笑)」
・・・・「本当に骨盤の部分か」→「骨盤のどの辺り」→「本当にそこが悪くて痛いのか」→「他が痛くてそこに関連痛を出しているのか」→「最近どうなんだ」→「寝てばかりいたな」・・となる(思考回路解説)。
実は、ここ2週間、微熱が続いた。そうなんだ、身体の滞りが爆発した。(たまに爆発すると、普段落ち込んでいる身体を良くしようとする機能が活性され、リフレッシュ!いいことなのだ)
東洋医学的思考からすれば、風邪もひかないくらいのレベルは、いいか悪いかのどちらか。溜まって流れずにいるのに、調子いいと思いこんでズルズルと生活している(疲れが溜まっているがまだいける)。もしくは、疲労回復もできていて、内臓ともに本当に調子いい状態。
私もとりあえずそこそこのお年ですので(笑)、たまに調整しないといけない。と思いながら、やっちまった爆発。

で、本題は「寝る時間が増えた」→「腰が痛くなった」
ジョグできず、筋肉リセット、もしくはマイナス。
よく考えて!脂肪はちょっと考えない。
あの腰回り。骨盤に大腿骨が前側についている。骨盤の上には脊柱が。
その形。横になっても安定した言い姿勢になれる訳がない。
最悪!四角でもない、三角でもない、規則正しい多面体でもない。何面体?横に幅広だし、前面は真っ平らに寝れるが、後面の上後腸骨棘のでっぱりがシーソーのようになる(ここが大事)。

股関節の角度がまた傾斜を生む。
膝の浮き具合は置き場所に困る。
かえって腰などの隙間に脂肪があったほうが安定感が出るって本当です。

さて、自分を理解した上でどうするか。
睡眠・・・人生で大幅な時間をとっていますが、心地よい時間でもあり、エネルギーを蓄電する大切な時間です。
筋トレ・・・コツコツいくのが通常です。筋肉のリセット。リフレッシュ。パワーアップ。エンジンをかけるきっかけにもなります。何歳になっても筋肉はできると沢山の先人達が証明しています。私は、筋肉に対して考えを一掃しましたが、関節に関しては、どうしようもありません。人工関節は最終手段です。だから、大切に使ってメンテナンスして欲しいのです。

さて、本題に戻ります。
今まで、解剖報告をかねてのブログを重ねて参りましたが、まだまだ時間は足りません。「仙腸関節」から「腰部」に対しての記述が足りない中でのこの考察を報告するのは、無謀ともいえます。

でも、腰が痛くなっちゃったから・・・(大笑)・・中間報告でいいですか?
横向きになっても骨盤は下側に向かって傾きます。
下側は大転子、腸骨部分を起点にそこに付着する筋肉・靱帯に持続的伸長する負荷を与えます。
なぜって?四角じゃないから、どこかが力を抜けない。上下に大物がついたシーソー周り(骨盤)は、どうしたらいいのでしょうか。どうしたらいいかに関しての問題はひとりひとり違います。
ここから先は、その都度話に出るかと思います。
はい、私の骨盤のどこに痛みが出ているのか。
骨盤の中央、坐骨神経はミシミシしています。でも、梨状筋、殿筋はかえってやわやわで坐骨神経を圧迫しているとか、腫れているとかは全くありません。しかし、横向きで確実に坐骨神経にツーンという疼痛とギュッという圧迫感があります。
仙骨部分を触ってみました。「図」をみてみましょう。

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何筋がその部分にあるのでしょうか。
表層の起立筋、背部はやわやわ。そこで考えてみましょう。ボディービルダーの方々は、一つの筋肉に対して、何種類かのトレーニングをします。そして目的とする位置からの角度を考えています。細かくすればする程、ピンポイントでその筋を大きくするということです。ということは、起立筋の背部が硬縮して、その停止部を引っ張り痛みが出ている場合もあるし、起立筋の一部だけに負荷がかかり痛みが出るこんなパターンがあります。でも、同じ起立筋が痛いということ。
もう一つ、深層に多裂筋・回旋筋が厚みを持って仙骨部分後面を埋めています(多裂筋って厚いんだよ)。安定性のない骨盤が長時間の寝ている態勢でギュッと小さく引き伸ばされて痛みがでている。有り得ます。

腸骨稜をみてみましょう。
腰方形筋。肋骨と骨盤の関係は、横向き・仰向けに係らず、いい態勢にはなりません。特に、肋骨との距離感が短い部分には負荷がかかりそうですが、基本的には普段の生活で硬くなりやすく、その状態で回復せず限界がきたら、寝ても起きても痛みがでます。でも、明らかに腰部の触診でわかりやすいものなので、・・・。

大腰筋。位置が背骨の前です。どうでしょうか。腸骨筋。
仙腸関節。私のたくさんの靱帯たちは年齢的にも骨化したように硬く、動きようがありません。
神経も考えてみましょう。坐骨神経・・・腰神経叢の横のつながりは実際、応援団のポンポンのように大小広がりをもつ。・・・関連痛を考えると切がありません。
・・・ここまでずらずら書きましたが、本来はほんの短い時間で答えを出すことです。そこでは、先入観をもたずに見極めることがどうしてかおざなりになりやすい。・・・意外と施術経過しながら、真実が見えてきたりもあるでしょう。背景もよくみましょう。

アレ・・・・結局、私の腰は……!!

記事担当:講師 富士子

(参考文献:図解 四肢と脊柱の診かた)