ケイタイをみるあの角度。PCをのぞきこむ角度。
重心を偏らせるあの角度が頚を張らせ尚且つそれが左に少し傾くと多裂筋、回旋筋、板状筋を張らせる。
少しの傾きや荷物を持つ負荷、腕の負荷が頚の筋肉を張らせピンポイントに筋張りさせ目立つ。
頭の重さは、基本的に負荷となる。50㎏の成年男子で頭重は約5㎏ということは、約7~8㎏か。文献で違いはありますが、このくらい。お砂糖の袋が7~8個。脂肪や体重増加など、私が例えとして相手に説明する時によく出す「お砂糖の袋」が1㎏。それが7~8個・・・軽そうなのに・・・いやバカにしてじゃなくて、大きさの比較でそう感じたのよ!それを首の筋はがんばって支えているのかと思うと、揉みこむ力もはいりますよ。(痛いってよく言われるさね~ごめんなさいね~)確かに、寝ている大人の頭は重いかも・・。
脊柱起立筋って、頭蓋骨までいってないのだ。頚棘筋も第2頸椎まで。
(でも、項靭帯に起始があるな。頭蓋骨引っ張るんだな・・。)
頭最長筋は側頭骨の乳様突起が停止、これも引っ張るんだな。
【 横突棘筋 】 回旋・伸展・回旋筋群
起始:腰椎から頸椎の横突起
停止:腰椎から第2頸椎にかけての棘突起(1~2つの椎骨間)
脊髄神経
【 多裂筋 】
起始:仙骨、腰椎、胸椎、頸椎の横突起
停止:腰椎から第2頸椎にかけての棘突起(2~4つの椎骨間)
脊髄神経
特徴:分厚い・仙骨の後面を横切る
【 頭半棘筋 】
起始:第4,5,6,7頸椎、第1~5の横突起
停止:後頭骨の上項線と下項線の間
頸椎神経
起始が下で停止が上。下に筋を引いているのね。
重力も上の重さを腰までズドンと上から下方へ乗っていると考えると・・・、ほぐすのに、逆さ吊りになったほうが早いかしら。それとも、腰から肩甲骨まで下から頭に向かって手根で圧をかけていこうか。
アロマは、腰から頚までzzzzzzzzzzzzzzっずいっと基本引き寄せるから最高の手技ってことね。一番深くてアプローチしにくい回旋筋群って「横断図」を見てみてください。あまり、回旋しないからコリコリです。昔、円板にのって左右交互にフリフリする(?)のが流行ったけど。
やっぱり、「ラジオ体操」でしょ!!決まり!ラジオ体操は本当に凄いのですよ。くまなく刺激される。(歌いながらやってください)。ヘビのように上半身をぐるりと回す、これはひとつひとつの脊柱テンセグリティーを刺激していくのです。
それと意外や意外、横向きでのマッサージが大好きな私。後頭部から頚部、肩甲骨、背部から腰部、仙骨から殿部、脚の側面も気持ちいい。明日から、横向きの手技の分量を増やしていこうかな。これは、まさに、タイ式マッサージとリンクですね。あのリズム、癒しには最高です!東洋医学の経絡をもたどるあのラインは勉強するに値します。私もまた、タイの学校に行きたい。(皆さんで短期で行きたいですね)
体幹後面を上手にほぐす技術は私の楽しい課題です。「癒しの方法」と「治療」と「各国のアプローチ技術」は全部違います。調べてみてください。
ゴルフスウィングのスウィングセンターと云われる第7頸椎。(あのでっぱりは、頑張っているよな~。)
だから、胸腰筋膜のように白くて硬い筋膜のようになっている。負荷がかかる部分だからね。第7頸椎棘突起の周りの硬いのをほぐさないと頚と肩はほぐれたって言えない・・なんてね。(半分本音です)
頭半棘筋なのですが、起始停止とは別に第4,5頸椎辺りに負荷がかかるのか・・ギュってなっててちょっと硬くなっている。人間の負荷がかかるところは補強されるように胸腰筋膜みたいになっていた・・ような。(はい、次回の解剖実習まで保留!)
気を取り直して、
頭半棘筋は「スピード・バンプ」(減速させる隆起)というらしいのですが、お馬さんのたずなを引くとスピードが落ちるのでその意味かな・・。まあ、いいか・・これも保留。
いや、大した情報もなく終わってしまいそうな今回。後頭部にこだわるつもりがたどりつかない。
次回でいいかな・・問題の板状筋、胸鎖乳突筋、肩甲挙筋、斜角筋、頭斜筋、頭直筋・・どれにしようかな。
記事担当:講師 富士子