トレーナー 富士子ブログ
2015年8月10日更新
腕~筋皮神経
赤ちゃんの脊柱は、Cの字に後彎している。赤ちゃんは、寝ることが中心なのでタテの長軸方向の重力がかかる事が少ないからである。勿論、運動機能の発達とともに関節もしっかりしてくる。それに従って、うつ伏せで「頭を持ち上げる」、「手をつく」などから順々に「できる事」が増...
2015年8月4日更新
頚部解剖続き(後頭三角)
「頚部解剖」先日の続きです。集中したの頚部解剖のため 改めての発見だらけでしたが、ハワイ大学のATである大庭先生に指示を仰ぎながら細かい箇所の解剖を進めていく。 「頭板状筋」と「頚板状筋」の境目を見つけ指で境目をしっかり広げる。範囲が狭くて 入組んだ...
2015年7月20日更新
解剖「脳血管」
解剖実習中! まず献体を上向きの状態にします。うつ伏せから上向きにする作業は慣れましたが、最初は「どこを持てばいいのか」「台から転がらないのか」「男性がやるんでしょ(笑)」的でしたが、今ではきちんと手伝えます(少しですけど)。Y.O先生以外の全員が緊張す...
2015年7月11日更新
手根管ってどこ?
「手根管(しゅこんかん)」ってどこ? 確かに!一瞬、考える人多い・・・ 今日はなぜに「手根管」・・・それはぁ・・好きだから~!あぁぁ(≧▽≦) 「膝窩筋」のあの骨へのへばりつき具合とどっちが好きか・・あぁ決めらんない!! 結構の数のお客様は、...
2015年7月6日更新
大腰筋を考察
「ぎっくり腰」なのに、3日連続でジョギングしてみた(笑)。仕事場では泣くに泣けない。 面白いことに、走っている時には腰の痛みは全くない。「ぎっくり腰はウソだ」と子どもに指摘された。でも、本当に走っている時は快適なのだ。ジョギングから帰ってきてから、イスに座っ...
2015年6月28日更新
後脛骨動脈
全身どこをとっても興味を引かない部分はない。今回は下腿の血管。下腿にケガがあるわけではないが、足のむくみと重だるさは日々感じるものである。血液は流れているはずなのにストックも日々している。最悪じゃ。私の仕事でも「本当はもっと足が細いのよ」なんてお客様と大笑いし...
2015年6月21日更新
肩甲上神経を見つける
やった~!「肩甲上神経」という大好きな神経とのご対面である。肩甲骨に入る前の部分の神経をつまみ、引っ張る。と、隠れていた神経経路に沿って神経がピコピコ動く。「神経」って云われないとタダの白いスジ。でも、枝分かれが見えた時にワクワク始まるのだ。 今回の解剖実習...
2015年6月16日更新
肩甲骨回りを解剖していて感じる事
あなたは「肩甲骨」の面白さを知っていますか?と言っている私でさえ解剖実習をする度にまだまだ驚くことや「やっぱりスゴイな~」と感じる部分が満載の箇所なのである。 まず、あの形。富士子的に暴言吐いちゃうと(あぁ、カワイイ♡)、「なんなんだ、この形!」(コワッ) ...
2015年6月10日更新
胸鎖乳突筋と僧帽筋、筋膜の役目。
身体の筋肉がどんなに素晴らしく機能的なものかは、知れば知るほどたまらなくなる(変人だ?変人と変態は違うから!)。ここで断言する。私やっとわかった。「ハマる」という事が! 車やバイクのメカにはまっている人なんて理解できなかったけど(爆笑)、今なら理解できる。ひ...
2015年6月3日更新
僧帽筋ってこんなに薄いのね! みんな驚く!!
今回、肩甲骨についている筋肉をきれいに取り出そう計画を取り組もうと鼻息荒~くしていた私。何人かで好きな箇所に取り組むのだけれど、頚部も肩部も背面腰部も殿部も下腿にしても見たいところが満載。迷いに迷って肩部にした。見つかる確率一桁のリンパも見つけたくて、腕神経叢...
2015年6月2日更新
解剖実習報告第3弾!!!
今回の献体の男性は体格の大きい方なので背部の湾曲も大きい。なので「筋力も落ちていた」と思われる。その仮説の理由は「高年齢」「体重バランス」「背中が丸くて脊柱間のゆるみがないくらい脊椎の距離感が狭く、全体の骨と比べてもと間隔が狭い気がする」同時に「頸椎から腰椎ま...
2015年5月25日更新
解剖実習2015_05_24 ヘルニアを視た!
小池です!本日の解剖実習は、昨日の続きから始まった。 脊柱を切り取ったところのからスタート。 みんな大好き脊髄。 さて、昨日は脊髄を・・・ここから富士子講師に丸投げします! え・・・富士子です。受け取りました(笑)。昨日に戻ります。昨日午後の部...
2015年5月24日更新
解剖実習2015_05_23
今回のご献体の方の紹介はまたにしよう。 待ちに待った解剖実習、前回の11月に続き再受講者が3名含めての総勢31名で開始です。 みたいところ満載の今回は、スタート直後から皆さんのテンションはマックス!!! どう盛り上がったかは、まず富士子講師から報告し...
2015年5月18日更新
胸神経
先日、ショックな事実を知った。 バレーボールに小学校から全身全霊で取り組みできた女の子。今年やっと高校3年生というピークをむかえた。アタッカーとしての器用な才能は小学生の時から数々の関節をもいじめた。彼女は何度も何度も悔し涙を流した。そして信頼する監督との出...
2015年5月14日更新
膝蓋骨の仕事
自分の技術は、どんどん変化もするしバリエーションもいつのまにか増えている。しかし、その身体と正面から向き合わないときに自分の技術は何年たっても変化もない。そして壁にぶち当たった時に言い訳がでる。「強い揉み方が好きだ」なんて言っている人でも攻略次第で満足感だって...
2015年5月10日更新
脊柱を視てみよう
さて、うつ伏せの状態の方の背部をみる。 うつ伏せの状態での背部は、胸板の厚い男性や胸の大きい女性の場合に脊柱上位の盛り上がりが目立つかもしれない。もしかしたら、胸の下にあるクッションのせいかもしれない。顔をうずめた枕とのフィット感がなくてあごが引き気味で頚部...
2015年5月7日更新
股関節回りで視たいところ
どこの関節でも調子が悪ければ悩みの種となる。 「股関節」は「寛骨臼」と「大腿骨頭」で構成される。股関節は強いのか弱いのかと考えてみた。前後左右を縦横無尽に動き回る強靭な筋肉をもつ錦織圭さんを思えば強いイメージ。プロは筋肉ががっつり存在しても柔軟性がしっかりあ...
2015年5月5日更新
胸郭出口症候群(TOS)
最近の記事は今月の解剖実習に向けてのチェックポイントをチョイスしています。 以前の記事の中に「胸郭出口症候群(TOS)」を取り上げています。 脊髄の腕神経叢C(頸椎) 5~Th(胸椎)1番までの範囲が関係します。それが抹消にいく間に約3か所の難所...
2015年5月3日更新
膝、前十字靭帯、後十字靭帯
スポーツマンガの面白さは果てしない。ゴルフをしなくてもゴルフの面白さを教えてくれるしハラハラドキドキの緊張感も味わえる。もしかしたらこんなスーパーショットが本当にあるのかな、あったら面白いなと思ってしまう。バレーボルのマンガだって膝の靱帯ひとつでエースが崩れ落...
2015年5月1日更新
前鋸筋を触る
新宿紀伊国屋さんで沢山の本に囲まれていると不安にかられる。まだまだ知らない事があるのだ。でも柔道整復師の方は整形外科系の本で勉強も必要だし大変ですね。たぶん私だって鍼灸の奥深さを追求し損ねている。脳神経の本なんてチンプンカンプン。・・オイルマッサージ系、スポー...
2015年4月30日更新
菱形筋肩甲骨内縁
「気をつけ」の姿勢をさせる「菱形筋(りょうけいきん)」。「肩甲挙筋」の隣に位置するのにそんなに有名じゃない。菱形筋。「大」と「小」があって頸椎の6番と7番からか、もしくは頸椎の7番と胸椎の1番から肩甲骨の内側縁上角方向に平行四辺形の形をもって肩甲骨を胸椎方向へ...
2015年4月29日更新
下半身神経経路
椎骨からでた神経はまず、他の神経と合流する為に枝分かれをする。 L1からでた神経の行先は「腸骨下腹神経」と「腸骨鼡径神経」。これは1本が2本にわかれて「腸骨下腹神経」と「腸骨鼡径神経」になるということだ。 勿論、L1もその2本に分かれる前に枝を出し...
2015年4月25日更新
腕神経叢~腋窩神経を辿る
ある男性が「なんで腋窩神経は下で三角筋は上。なぜ、三角筋は腋窩神経なんだろう」???・・・「あぁこの柔整の若者を解剖実習に強制連行したい・・・」 でも、学生の時は私も同じだったかもしれないな。 絡まった糸をほぐす経験はきっと皆にもあると思う。解...
2015年4月22日更新
頚神経走行を楽しく覚えて
いくら自転車のタイヤに空気を入れたって、上り坂が楽じゃないことに苦笑いが出た。ハイハイそーですね。わたくし、冬眠があけてもまだ肥えたまま。脳からの指令をいくら受けても筋肉無ければパワーはでない。(ケッ) by ブラック富士子 今日は知覚神経だけではなくて...
2015年4月20日更新
前根後根~カメ?
最近、血管や神経関連が記事としては多いのだけれど、もう次の解剖実習まで1か月しか ないことを考えてチェックしておきたい項目をどんどんいれながら脱線していきたいと思う(脱線は必須だ)。 脊髄神経をしっかり把握していないと解剖実習ではちょっと困る。 その...
2015年4月17日更新
胸鎖乳突筋付近~迷走神経
乳様突起の内側付近と胸鎖乳突筋の厚みと幅にかくれて存在しているものを挙げてみよう。 たぶんこれは大事な部分だよ(大事じゃない部分はないけどね)。 「総頸動脈」の拍動が頸の部分で探知できるのは、その胸鎖乳突筋の鎖骨と胸骨に付着している部分の中間辺...
2015年4月16日更新
胸鎖乳突筋
頸の調子悪さの理由を考えると切りがない。カットしよう。 では、私の好きな「乳様突起」の話をしよう(大笑、なんなんだ)。乳様突起は耳たぶの後ろの隆起した骨である。側頭骨の一部である乳様突起周囲は何かと緊張感が強い部分である。耳や血流や平衡感覚の問題を含...
2015年4月15日更新
脳、脊髄神経、馬尾
脳からの指令を筋肉に伝えて運動をさせるのが「運動神経」。 皮膚などからの情報を脳に伝えるのが「知覚神経」。 脳から脊髄を通り筋肉までのルート。 脊髄は「末梢」の神経です。脳は「中枢」の神経といいます。脳の延髄からつながって下りてきていますが(昔「延髄...
2015年4月14日更新
解剖実習案内 富士子編
5月の解剖実習がせまってまいりました。 解剖実習では、神経を確認するのもメインとなっております。 脊柱を分解しての「脊髄」は何度みてもあまりにも神秘的です。私だけかもしれませんが身体の中で一番「美しい」のではないかと感じます。それは「白い」というも...
2015年4月12日更新
脳、嗅神経
「人体の不思議」という本に「偉人の脳みその大きさの比較」が載っていました。 大人の脳みその大きさが1300~1400g。 ツルゲーネフ(作家)2012g 桂太郎(政治家)1600g ナポレオン三世1500g 夏目漱石1425g アインシュタイン12...