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2015年5月25日更新

解剖実習2015_05_24 ヘルニアを視た!

小池です!本日の解剖実習は、昨日の続きから始まった。
脊柱を切り取ったところのからスタート。

みんな大好き脊髄。
さて、昨日は脊髄を・・・ここから富士子講師に丸投げします!

え・・・富士子です。受け取りました(笑)。昨日に戻ります。昨日午後の部に脊柱の後頭部ギリギリの位置から腰椎まで。背面方面から棘突起を挟んだ椎弓板の部分に受講者が交代で電動のこぎりで入刀いたしました。(ボーンソー)
実際はその事前準備が大変に時間がかかってしまう事実がある(泣)。それは脊柱起立筋と回旋筋群などの細かい箇所の筋肉をキレイに全部取り除かないと電ノコは使えないからだ!だから我々参加者はメスで丹念に脊柱の大きさ太さがまちまちの土台から棘突起サイドの筋肉を切り取っていきます。時間もかけ過ぎてはいけない。しかしそこで手際の悪さと筋肉から硬い骨に当たった衝撃とが重なりまして自分の指を切ってしまいました。(アスレチックトレーナーでもある解剖の担当アスレティックトレーナーの先生がいらっしゃったので処置に関してはぜ~んぜん平気です。)キレイに取り除いてやっと電ノコの使用になるのですが、力ずくだったり深さを考えずにしてしまうと脊髄にキズが付く。ということは脊髄がキレイに観察出来ない。だから、電ノコを入れる場所と棘突起の両面の椎弓板の入刀角度を考慮する。この作業はハタから見れば残酷に見える。でも、しっかりこの作業をきちんとすることで「脊髄を見た」という優越感ではなく神経の大切さと繊細な部分をキッチリ学ぶのだ。(蛇足だけどうちの子供に対しても私はキチンと説明)出来る)
やっと終了。電ノコの次は担当の先生の出番です。キチンと骨のカットが出来ない部分は先生の手入れ。で、棘突起をつまみ外します。
外したら、外した棘突起の裏側を見ます。そこのチェックポイントは「黄色靭帯」!しかし今回は黄色くない・・・。前回は黄色だったな~。あれ?!脂肪にしても色々な色の違いは食べている食べ物の違い。この違いも人それぞれってことでした。
あ~~~~これが「ヘルニア!!!!」担当先生が見つけて下さいました!「これがヘルニアですか~~~~!」みんなが大興奮。隣の献体の方々も見に来ておりました。
しかし、実際に飛び出た部分は3ミリくらい。
そこでムクムク疑問が湧く。「これはしびれがでるくらいの大きさですか?」愚問でした。ヘルニアでも箇所によって痛みが出る出ないは人それぞれに違うのだった!データにはないし結局は「わからない」。・・・でも、ヘルニアをぐにぐに触りながら、変人富士子は涙が出そうだったよ。
ヘルニアが見れる機会に巡り合って、治療家冥利に尽きます! 感謝!

記事担当:富士子 講師
(参考写真:ボディナビゲーション)

sekizui