スポーツマンガの面白さは果てしない。ゴルフをしなくてもゴルフの面白さを教えてくれるしハラハラドキドキの緊張感も味わえる。もしかしたらこんなスーパーショットが本当にあるのかな、あったら面白いなと思ってしまう。バレーボルのマンガだって膝の靱帯ひとつでエースが崩れ落ちると「そうなんだよね、あの小さい膝の靱帯の損傷で大きな影響なんだよ~」なんて身内でもないのに悔しがる。
あ~あたしってやっぱりスポーツと筋肉が大好きなんだ・・・。なんか死にものぐるいで汗して頑張る時期を過ぎてしまうとなんか寂しいね。
大腿骨と脛骨によって構成される「大腿脛骨関節」は「蝶番関節」である。必ずといっていい程にドアの「ちょうつがい」を思い出す。
蝶番というと上と下とをつなぎ止めるものがあり曲げる伸ばす機能というが、膝や肘は少し捻りもできる。基本的な関節は骨と骨の接する部分は「軟骨」で覆われている。骨どうしの摩擦などを軽減する為だ。実際、骨をとんとんとノックするのと軟骨面の触感ととんとん具合は全く違う。鍼を刺入して軟骨に当たるのと骨自体に当たるのとは感覚がまた違う。膝のその上下の関節は負荷が多大なのに安定性が少ない。だから、何かが損傷すると途端に機能不全になる。
「前十字靱帯(ACL)」と「後十字靱帯(PCL)」が有名。その他に「膝横靱帯」「後半月大腿靱帯」一番外側に「内側側副靱帯」「外側側副靱帯」「膝蓋靱帯(しつがいじんたい)」。
前回の解剖実習で靱帯がきれいに無くなっていたいたのを見たのは忘れられない。
こんなにきれいに跡形もなく吸収されるんだ・・なんて。
ACLは膝の「関節包」内にある靱帯です。膝の関節包は表層が「繊維膜」で深層が「滑膜」の二重になっている構造。その二重構造の「関節包」の2枚の膜の内側の膜に包まれた中が「関節腔」。内膜の「滑膜」が分泌している「滑液」で中は満たされている。
なんでといわれても困るが、「ACLとPCLは関節包の中にあるが、関節腔の中ではない」
つまり、その二重構造の「内膜の滑膜」の外で「外膜の線維膜」の内側にACLとPCLは存在している。・・・・わかりにくい?
「関節包」が全体にあってその中の「滑膜」が後面(膝窩)から見ると中央部分が横穴(?)みたいに引っ込んでいる。その引っ込んだ部分のスペースにACLとPCLが軽い真空パックみたいに二層の間に挟まれて存在する。
今回の解剖実習で見たいですね。(いつも半月板とか靱帯の方に眼がいってしまう(泣))
記事担当:講師 富士子
(参考写真:ボディナビゲーション)マストな写真がニャイ。。。(By編集長)