前腕の筋からいこう。
「腕橈骨筋」・・・起始・上腕骨外側上顆稜近位3分の2
停止・橈骨茎状突起
橈骨神経C5,C6
前腕の一番外側で母指を天井側にする。天井側からの抵抗に対して力をいれると盛り上がる。
以外と私の腕橈骨筋がすたれているのが気になった。「最近ビールジョッキ持ってないからな・・」なんて考えた。しゃれこんで(?)ワインや日本酒にいちゃってますからね(ぶつぶつ)。余計な情報は別として、ビールジョッキで飲む動作で一番活躍する。んんんん、間違った!ドアノブをまわしたりする方が活躍しているはず。
普通にマッサージしてもあまり気持ちよくない。効いている感じは出せる。神経が近所を走行しているためである。上肢の気を付けポイントであるが、そこは逆手にとって、筋肉を見分けた風に疲労をとるとかっこいいぞ。(ごまかせとは言っていない)
次に外回りで分かりやすい部分からいってみよう。
「長橈側手根伸筋」・・・起始・上腕骨外側上顆稜遠位3分の1(腕橈骨筋のとなり)
停止・第2中手骨基部
橈骨神経C5,C6,C7,C8
「短橈側手根伸筋」・・・起始・上腕骨外側上顆総指伸筋腱(くっついているか・・)
停止・第3中手骨基部
橈骨神経C6,C7,C8(下に同じ)
「総指伸筋」・・・・・起始・上腕骨外側上顆
停止・示指~小指の中節骨、末節骨
橈骨神経C6,C7,C8(上に同じ)
「尺側手根伸筋」・・・起始・上腕骨外側上顆総指伸筋腱(これも)
停止・第5中手骨基部
橈骨神経C6,C7,C8(上に同じ)
内肘から外側周りで腕橈骨筋から始まる。
ご承知の通り、解剖図を見れば「なんて判別しやすいのだ」と大袈裟に感動して欲しい。
起始で伸筋群の総腱部分は「腱」なので結構硬いし、強く押すと神経に響く。
同じ橈骨神経でもある。
ここで、かすかな注意点。
「総~」以外は手首の角度(伸展)を動かす。(ビール大ジョッキを持つかマイクを持つ角度だよ~)で、「総~」はその手首の角度(伸展)を補助しながらも、実はPCを打つ指を動かすことが仕事です。
「総~」について少し。PCをする動きで指を小刻みに動かすと前腕筋腹も揺れるが、意味もなくカギ爪状にする(両手でやってみて)と甲側にスジばっている部分が浮く。隣同士、手をつないでいる(?)合流(?)しているが、もし、どの指かが悲鳴をあげているならば、小刻みに動かしてもらいながら筋腹から触診するといい。一番使う筋腹に他とは違う痛みがあるが、不思議とゆっくりほぐすと気持ちいいし、効いている感じも大きい。そう小太りの筋に逃げられないようにほぐすのには少し練習して欲しい。
「短~」「総~」「尺~」の3本の上側に鎮座しているのが、「肘筋」
「肘筋」・・・・・・・起始・上腕骨外側上顆
停止・肘頭突起から尺骨骨幹近位(幅取ってますよ)
橈骨神経C7,C8
肘関節を伸展するお仕事ではあるが、後面から「腕尺関節」の重要な補強もしている(にちがいない)。
大好きな「骨間膜」までいけてないし・・・。
今日は、ビールジョッキを持たないといけないので、ここで店じまい!また明日!
k記事担当:講師富士子