ブログ

お知らせ

2014年12月23日更新

肋骨の働き

rokkotu_141223
(参考文献:骨単)

肋骨、肋骨・・・
昔、ウエストを細くみせたくて、下部肋骨を切除したニュースを聞いた時、「あたしは、太くてもいい・・・」なんて思ったのである。ウエストに関して「無いものはない」「見えないフリ」「隠せるものは隠す」をモット-に、耳をふさいできた。(子供に内緒で)ハワイでビキニになってビーチに寝ている私。「これって美しくない・・・」「アザラシ系お昼寝・・・」なんて、耳をかすめても「知り合い居ないし」の前提で、意外と切実でもないのである。

肋骨、肋骨、肋骨・・・
マラソンの〇〇ちゃんが「肋骨の疲労骨折」というニュースが以前あった。
私は、どれだけ走ればそうなるのか、ケタが凄すぎて何よりも印象に残っている。脚じゃなくて肋骨ですよ。
特に段階、しくみを知っている人達は思考が働いたに違いない。

 確かにくしゃみや咳でも起こる。(咳が長引いた後のマッサージは油断せず、優しくってことですね。)
他に投球動作では、第1,2肋骨(手投げしている)。ゴルフスイングでは、第4、5肋骨がなりやすい。
以前、ジョギングの話をした時。傾斜があるとその上りで脇腹をつかっているのを感じられると書いた。
私の脇腹レベルの話ではございません(一般庶民問題なし)。
世界レベルの疲労骨折なのです。
マラソン選手の応援に行ったときに 「あれ?!」・・・・見えなかった。右から左へ、前を通ったのに見えなかった!マラソン選手も速いのだ!!! (私が全速力でも無理無理。)
あのペースでシュッシュッポッポッされたら腹斜筋もしくは*¹吉田先生の好きな腰方形筋、もしくは、純粋に捻じりで肋間筋。背中だってあるしな。付着部も肋骨までもミシミシいきますね。スケールが本当に違う。

 肋骨に関して、いろいろな文献での違いが大きいのは分かっている。私が、データをとっている訳ではない。肋間筋が「吸気に使われる」「心臓、内臓などを守る」という知られた解釈とは違う本を読んで「本当は・・・・の為に存在しているのだ」と説明をされると「そんな役目もあるのだ・・・」という思考がはいる。

その一つ、「第1,2肋骨は頚、第3,4,5は胸、第6,7,8,9は腹、第10、11、12は骨盤の肋骨である」
そう云われると、「そういえば・・」と考えてみる。
「第1, 2肋骨は頚」
 小さいが一番安定している。重たい頭の為に安定した土台となり、つながりながらも斜角筋を通し動作もできる。
「第3,4,5は胸」
 すべて胸骨についている。だから安定。心臓があり、縦隔と肩をン協力に結び付けている。小胸筋の付着は肩甲骨との安定した構造、吸気などに関与。
「第6,7,8,9は腹の為」
 この肋骨は、バケツの柄。内臓を取り囲みながら、すべて肋骨の軟骨でつながっている。浮遊肋骨より自由ではないが動きもできる。
「第10、11、12は骨盤の肋骨」
浮遊肋骨の自由さは、より自由な動作を可能にする。内・外腹斜筋などの筋は肋骨を骨盤に結び付け、動きを可能にしたり、制限する。

 本日のジョギングで、ちょっと考えた。アバウトにいこう。
頭部の動揺は少ない。(多いと目が回る。)その下の両肩は前後に振る腕はあるものの、肩先自体が前後に強く倒すわけではない。頭頂部に一本のひもでつり下げられているかのごとく、肋骨は上下に振動がありながら回旋する。歩幅が広いプロマラソン選手の捻りはもっと強くリズムも速い。
このへび?・・・背骨のテンセグリティを揺らすみたいな回旋を可能にするためにそれぞれの役目をもって総動員して動く。(こんがらがってきましたよ。私の言葉もねじれてきました)
はい、ここで骨盤登場。
骨盤の左右のリボンの羽(イメージ)を交互に上部を軽く倒して進む。
その際、骨盤の中間部分のリボンの結び目にあたる仙骨。仙腸関節は動くというよりは、ほとんど動かない気がする。仙骨周囲は右と左のリボンの羽を柔らかく滑らかに左右力のキャッチボールをするワンクッションにしか感じない。(仙腸関節に関してはほぼ動かないという意見に関してはまたいつか)
その骨盤下部に、大転子、つまり股関節部分に付着するあらゆる方向の筋腱などをフル稼働して脚を動かす。ポイントは大転子。(まっすぐだったらロボットの動きだけしかできないし、運動すると故障しやすいかもしれないね)あの大腿骨の角度や筋の方向、強度、タイツのような筋膜に守られた下肢。脚の動きはカット。
ここで番外。
マラソンの強い選手と日本人の走りの違いを映像で見た。びっくりするほど、その国の選手の走りの構造は完璧で、機関車の車輪のようにきれいに無駄がなく回転する。全く上半身のブレが無く、上半身の負荷も最小限。だから心拍数もあがりにくいのか、強い心臓なのかわからない。日本人は(見た目は)全身で力強く走る。その外人選手は脚だけがくるくるまわる。車みたい。(繰り返しちゃった。)人種の違いは機能性にも出る。

ああ、みんな私の伝えたいことをなんとなくわかって!!
見直したくないほど、書きなぐった・・・。解剖の先生、ごめんなさい。限界。
・・・放棄します。
 とにかく、肋骨だってたくさんの筋肉など内臓をかかえ頑張っている!
・・ってことでいいでしょうか・・・。
あの・・好きな肋間神経の話が出来なかったばぃ。
横隔膜も*¹吉田先生の好きな腰方形筋の話も・・

最後にとどめ言い訳。実際の私の走りは最悪グダグダである。(ぴーす)

*1:吉田先生とは、2014年11月の解剖実習に参加された、鍼灸・マッサージの先生です。
 
記事担当:講師 富士子