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お知らせ

2017年4月27日更新

解剖実習ご参加をお考えの皆様に知って頂きたいこと


ハワイ献体解剖実習について参加資格について、今一度お知らせいたします。
日本から参加される方々のご職業は様々ですが、弊社開催はご職業に制限をかけさせて頂いております。
・医療従事者、医療補助
・医療類似行為、有資格者(看護師、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、指圧・マッサージ師)
・セラピスト全般(お客様の身体を施術している事が条件)
・ヨガインストラクター、ピラティスインストラクター

*臨床経験のない、セラピストスクール在校者はお断りさせて頂いております。
他、一般の参加希望の方々は、明確な学習目的と理由が無い限りお断りさせて頂いております。ご理解下さい。

※お断り例
・後学のため
・人生勉強として

身体に触れるお仕事ではなく、参加理由があるのであればご相談させていただきます。

ハワイ大学の「ご献体プログラム」には、ご献体された方の想いやその方の人生。
そして、その方々ご家族の想いがあるのです。
ただの興味や、中途半端なお気持ちで参加されるのであればご遠慮頂きたいと考えます。

興味本位であれば、本屋さんで解剖学書を買ってください。
もしくは立ち読みで十分。
それでも十分すぎるくらい勉強できます。

下記は、解剖実習アカデミーに寄稿して下さったハワイ大学の先生のコラムです。

ハワイ大学マノア校大学院でアスレティックトレーニングプログラムの教員
ハワイ大学医学部の短期解剖学研修の講師
助教 大庭有希也 先生のコラムの一部を転用します。
↓↓↓

ハワイ大学医学部(以下JABSOM。ジャブソムと発音。ジャ、にアクセント)に来られるご献体はJABSOMが運営するWilled Body Donation Program という献体プログラムが全て管理しています。生前に同意をされたドナーの方々が年間およそ50人以上、ご献体となりJABSOMに搬送され、教育や研究のために日々使勉強させていただいています。昨今、アメリカ全体の傾向では減少気味にある、と言われている医学部の献体数。しかし、JABSOMのWilled Body Donation Programでは医学生の教育や研究をカバーするのはもちろん、ハワイ大学医学部以外の医療関係学部や、外部の医療団体が主催するオペ機材のトレーニングや、私が携わっているようなアスレティックトレーナーを始めとする国内外の准医療資格保持者などを対象とした解剖実習を十分行えるほど、ご献体の数には大変恵まれています。これも、「自らの身体」という何にも変えられない財産を医学教育のために寄付する、という自己犠牲を厭わないハワイコミュニティーの方々の偉大な決断によって支えられていると言っても過言ではありません。このようにJABSOMでは100%ドネーションでご献体を受け入れているので、それぞれの名前、年齢、職業、既往歴などが記録として残っています。解剖を実際にする時、「私たちの目の前に横たわっているご献体はただの教材ではない」ということを、この情報を見ながら再確認します。私たちと変わらず、名前があります。喜怒哀楽に満ちた人生を歩まれました。その死を心から悲しんでいるご家族がいらっしゃいます。
これは私がお世話になっている先生が毎年解剖学の講義の一番初めにするお話。先生の授業を受講しているJABSOMの女子医学生がある日の暮れ、JABSOMの研究室から帰る時に、校舎のすぐ外で犬を連れたローカル*の老人にふと呼び止められました。「すいません、献体解剖室はこの校舎のどのあたりでしょうか?」彼女は「この入り口の左側あたりですよ。すみませんが、どなたかお探しですか?」と優しく尋ねると老人はこう答えました。「いやね、私の40年以上連れ添った妻が先日他界したのですが、妻は献体プログラムに同意していたので、この献体解剖室に今居るはずなんですよ。」そして老人はこう続けました「毎日この辺りをコイツ(犬)と散歩したいなぁ、なんて思いましてね。少しでも妻の近くにいれる、って気がして嬉しいんですよ。」彼はアイエアという車で20分くらいのところに住んでいるのですが、毎日JABSOMまで車で来て犬の散歩することを日課にする、と言っていたそうです。
そんなことを考えたり聞いたりすると、「解剖が楽しみ!」という単純にワクワクした好奇心や、「解剖初めてだから怖いなぁ?」なんていう恐怖心が一瞬静まり、感謝と尊敬の念と緊張感がじわじわと湧き上がります。「尊い人間の命」を意識するようになります。「誰かの大切な人」と勉強させて頂いている、という気持ちになります。もちろん講義中や実習中は楽しく進めていきたいと思っていますが、この感覚は常に心の片隅に持っていたい、また受講される方にもぜひぜひ大切にしていただきたいな、と個人的に思っています。

詳しくはこちらから↓↓↓
大庭有希也 先生
http://kaiboac.com/anatomy-report/1515/

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ハワイ大学の「ご献体プログラム」を、どうぞご理解下さい。

今後とも、解剖実習アカデミーが発信していく情報を是非ご覧ください。

解剖実習アカデミー
事務局 小池

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