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2015年4月7日更新

大転子滑液包炎


今日の研修も面白かった。私が面白いのではなくて研修中のみんながが面白いのだ!
「こんな態勢で気持ちよかったら、おならがでたりしないですか」「でないとも言えないがどうかな・・」「マッサージして腸が動き始めたらでるかもね」なんてね。

本日は①C7~T6のキワ②肩甲骨内縁ライン③肩甲骨外縁④背部指圧筋腹ライン⑤殿部揉捏⑥股関節大転子付近(坐骨神経ライン)
これを1時間半。やってやられてあーでもない、こーでもない。仕事の前に早く出勤しての参加者。頭が下がります。こんなにリラックスしてこの後仕事大丈夫?!

大転子。頂上がガッツリ中殿筋。後面から下に梨状筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋と続いて付着部がある。大転子後面部分の軟部組織は滑液胞によって大転子と隔てた形で守られている。(必要な所に滑液胞があるでしょ。あなたのお供、滑液包・・(CM))。しかしこの部分が悲鳴を上げたときにはもうぷっくりとなっているはず。ミシミシの時点で徐々に太くなり厚みを持つ大転子部分となるのだ。炎症があると滑液胞がしっかりわかる代表例です。ちなみに、指にパキッとなる、「弾発指」があるように股関節にも「弾発股」がある。階段など負荷の多い時にパキッと音が出やすいはずである。中殿筋の付着部が上外側(後面寄り)。階段を上る時に股関節の屈曲・内転で体重がそこにかかると大腿筋膜張筋がその上側にくる。で、体重を一段上に持ち上げ足がまっすぐになるその途中(中間)で音がでる。
もとに戻そう。

daitennshi

大転子滑液包炎は結構の頻度で起こっている。大転子部分の左右の差を感じたことがあるだろう。高年齢になればなるほど筋力は衰えたがここの硬さは目立っているみたいな。
「大転子滑液包炎」と「坐骨結節滑液包炎」「坐骨神経痛」。間違えやすいらしい。まぁ、大転子と坐骨結節を間違えることはないが、坐骨神経痛か坐骨結節滑液胞炎どうかの判断は誤解されやすいという。坐骨神経痛と大転子滑液包炎とも間違えやすい(らしい)。現場での判断が混同しているということは解りにくい状態なのだろうか。
坐骨神経は坐骨結節と大転子の間のミゾ(ミゾっぽいでしょ)を通っている。立位でも横臥位でもまっすぐな直立状態では、坐骨神経に大殿筋がしっかりかぶさり厚みもあるのでわかりにくい。坐骨神経は分厚い脂肪布団にももぐっているのだ。(確かに、私の大殿筋と脂肪はぷよっている)
股関節を屈曲すると(股関節を曲げて横になる姿勢など)、大殿筋が起始の仙骨の端、尾骨、後仙骨稜、仙結節靱帯、仙腸靱帯のほうに縮む。(ここで番外。大殿筋って靱帯にくっついているのも再確認!)大殿筋が縮んでくれるので坐骨神経がわかりやすい。しかし、健全な方の坐骨神経に探りをいれてもめっちゃ坐骨神経が麻ひも状に張っている訳でもないのでわからないだろう。だけど、この経路を通過しているということを知っているのといないのとは全く・・・・・・・・・面白さが半減する?!
滑液包炎の違いは圧痛の箇所を見極めれば間違いはない。
「坐骨神経」と「坐骨結節滑液胞炎」

記事担当:講師 富士子
(参考写真:ボディーナビゲーション)