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2015年4月5日更新

縫工筋って必要ですか?


「縫工筋って必要ですか」
そんな疑問をされました。「いらない筋肉はない!」がイチャモンはつける。「上がれない階段はない!(すずちゃん風)」がエスカレーターを使ってしまう。「もう食べられない(ムスメ)」が別腹をもつ。そんな私に真面目な質問をしてきたな。とりあえず、目下勉強中の彼へ解りやすい言葉を考える。

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「・・・いらない筋肉はない・・・」あれ?これで終わり?
これでは「根性ってどこにあるの?」と聞いてきたムスメへ「へその下にある」と答えたこの対応と一緒じゃないか。
皆さんご承知の通り「縫工筋」は上前腸骨棘から鵞足までの筋肉である。起始が上前腸骨棘なので「鵞足が起始方向に引っ張られる」とまず考える。
(鵞足ってどこの部位かは大丈夫よね、Nさん)
単純に作用を考えると、
① 股関節→屈曲・外旋・外転
② 膝関節→屈曲
③ 曲げた膝関節→内旋
あらあらこれだけ見ても、意外と重要度が高そうですよ。
股関節の「屈曲」だけを少し考えてみましょう。まず主になる順で行きます。「大腰筋」「腸骨筋」「大腿筋膜張筋」のあとに「縫工筋」。ボールを蹴ることはなくても、歩く時は常に股関節を曲げる動作は必須。でも動作は股関節の単独では絶対ないことが多くて同時に「大腿直筋」「中殿筋」「小殿筋」「内転筋群」もろもろの補助ももれなくついてくる。
今出た筋肉たちは他にも仕事はもっている。それぞれが「脳」という素晴らしい司令塔の下、自分の仕事をこなしている。

「あぐら」の体制が「縫工筋」の醍醐味。あぐらがかけなかったら男らしさはどうなりますか。ヤンキー座りもできません。あぐらとは、股関節の「屈曲・外旋・外転」(なぜというならまた聞きに来てください)。この股関節の作用3つが必要なのだ。
次に曲げた膝を内旋させる。
一番難しいかも。「膝」は膝の構造と半月板の形状と靭帯の方向があって、外側を中心に外旋、内旋をします。膝が屈曲、伸展するといいますが、伸展しながら外旋をしているし、屈曲しながら内旋しているのです。(最初に膝を外旋しているが、膝を90°屈曲した位から内旋となる)実は縫工筋は必要な大事な動きを細かい技で調整している感じかな・・・。パワー系じゃないから太さは必要がないって気がする。
では、敬意をもって触ってみよう
大腿の一番上にあるのに同化している。2センチくらいの太さしかない。上前腸骨棘からたどってみよう。意外と脂肪をつまんで誤解しやすい。鵞足部分後方から半腱様筋、薄筋。抵抗運動させると内ももから浮き出るように見つかる。半腱様筋と薄筋の腱は丸っぽい。薄筋の上が縫工筋なのだが腱っぽくない(腱は端だけ)のだ。わかりずらい。薄い帯の感じかな。
縫工筋の全てを言えたわけではありませんが、縫工筋のスゴイ所を言えた気がします。
さて、次はどこかな。

記事担当:講師 富士子

(参考写真: