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2015年4月29日更新

下半身神経経路


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椎骨からでた神経はまず、他の神経と合流する為に枝分かれをする。
L1からでた神経の行先は「腸骨下腹神経」と「腸骨鼡径神経」。これは1本が2本にわかれて「腸骨下腹神経」と「腸骨鼡径神経」になるということだ。
勿論、L1もその2本に分かれる前に枝を出してL2との合流をしている。そのL1とL2の合流した枝は「陰部大腿神経」となる。
L2とL3は複数合流している。
そのL2、L3の本流は「片側大腿皮神経」となる。
L2とL3の合流はそのままL4とも合流している。まず、L2、L3、L4の合流は2つ。
その1つ目がやや太めの「大腿神経」。もう1つが閉鎖孔に向かっていく神経が「閉鎖神経」となる。「大腿神経」は枝を出し「伏在神経」として内転筋の傍らを通り縫工筋に沿うように内膝に向かう。下腿で「膝蓋下枝」と「内側下腿皮枝」に分かれ下りていく。

ここから少し複雑になるので軽くイメージしよう。
「神経」は河川の「主流」と「支流」の違いに似ている?
解剖の参考本で「L2,3,4」と支配神経が記録されていたなら3本分の合流した状態。そしてその中で本流がある。

L4とL5の神経の合わせたものを「腰仙骨神経幹」というが5つの枝を出しながらの本流「坐骨神経」。日本人には有名な神経である。その合流した幹から出た枝が5つ。これは仙腸関節付近で枝分かれし始まる。
「大腿方形筋神経」「内閉鎖筋神経」「上殿神経」「梨状筋神経」「下殿神経」。この名称を聞けば支配する筋肉がなんとなく想像できよう。
(注意先程、L4、L5は「腰仙骨神経幹」といったが、それは「仙骨神経叢」と合流しているからである。この「仙骨神経叢」。「S」といえば仙椎でS1とS2の合流したものが「叢」。これがL4、L5と合わさるということだ。)
S1、S2、S3の合流が2つ。1つは「後大腿皮神経」。もう1つは閉鎖孔を軽く周遊しての「陰部神経」となる。

「坐骨神経」についてもう少し詳しく。仙骨の前面から大転子をしっかり結ぶ「梨状筋」の下からその顔を覗かせて殿部表皮に近いラインに出てくる。そして緩い曲線を描いて大転子と坐骨結節の間の溝に沿って大腿後面へ下りていく。その本流は細かく枝を排出しながらも下肢の筋肉に少し埋もれ守られている。それは後面に近い部分の走行路である。大腿中間あたりから膝にかかる前にこの太い「坐骨神経」は2本に分かれる。枝分かれをした1本は、下腿の腓骨頭方向に下りる「総腓骨神経」。「総腓骨神経」は大腿二頭筋付着部である腓骨頭を横切る部分で触診できる。前面に回りこみ、「腓骨神経」「深腓骨神経」「外側腓腹皮神経」に分かれる。膝上で分かれたもう1つの神経は膝窩中央を下り枝分かれ。「内側腓腹皮神経」を出したあと「脛骨神経」となり下腿後面を下り外くるぶしを外回りして足先へ。

ここで「伏在神経膝蓋下枝」の面白い記事を見つけた。膝の内側で「伏在神経」と「縫工筋」の関係がどうなっているか。実際には障害が起こる原因は神経がどこを通過するかでどうなんだ?という記事だが、私としては、障害より「伏在神経」がどう走行しているかのデータとしてみた。たぶん、柔道整復師やトレーナーさんなど包帯、テーピング、固定具を扱う方たちには充分必要で承知していることではあるが、解剖アカデミーとしては神経の走行だけでも興味を惹かれる部分である。
(挟むとしびれるしね~)
2グループ分。
縫工筋付着の膝蓋部分。
伏在神経が筋の後縁を回りこむもの(外回り)19.7%。
縫工筋腹を貫通するもの(貫通)51.5%。
筋と膝蓋に挟まれて前方へ(挟まれ)18.8%。
違うグループ
筋の後縁を回りこむもの(外回り)62.2%。
縫工筋貫通(貫通)21.6%。
筋と膝蓋の間から前方(挟まれ)2.7%
腓腹筋後縁に添い走行後前方へ13.5%。

あまりにも文章に疲れて見直す気力がない。
だから、みなさん間違えていたらツッコミお願いします。
脱線マシンの富士子でした。カフェイン注入行ってきます!

記事担当:講師 富士子
(参考写真:ボディナビゲーション)