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2015年4月22日更新

頚神経走行を楽しく覚えて


いくら自転車のタイヤに空気を入れたって、上り坂が楽じゃないことに苦笑いが出た。ハイハイそーですね。わたくし、冬眠があけてもまだ肥えたまま。脳からの指令をいくら受けても筋肉無ければパワーはでない。(ケッ) by ブラック富士子

今日は知覚神経だけではなくて運動神経についてみていこうかな。
頸椎を「C」胸椎を「Th」腰椎を「L」仙骨を「S」と省略して記載します。
筋肉に対しては動かす指令がでる運動神経(支配神経)と、皮膚からうける感覚(知覚神経)がある。おおまかに想像していこう。ちなみに顔の知覚は脳神経という部分から指令を発している。
頸椎から出ている神経は上肢に枝を伸ばしている為、頸椎の調子悪さは上肢に反映することも少なくない。症状は「重だるい」「違和感」から切りがない。しかし、一緒に身体の一部として腕も疲労すると考えると上肢とセットで調子を整えるといい結果がでる。まして、腕は想像以上に気持ちよさを感じる部分である。東洋医学でもよくそれをうたっているのは、ツボの流れという理由だけではなく、根本は「神経の経路を理解」した上で上肢と頸椎の関係の深さを知ることにつながると思う。

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「頸神経叢」はC1~C4までの頸神経を指す。頚部から肩にかけての筋肉と皮膚に枝を出している。
「知覚神経」(皮膚に枝をはわせている)としての領域を軽くイメージしていこう。
C2が後頭部から頭頂部周辺。
C3が耳の周辺から胸鎖乳突筋付近で前側は頬とあごからのどぼとけから鎖骨の上周辺。
C4がうなじから肩甲骨の上のラインまでの肩先まで(僧帽筋の上半分の形みたい)。前面では肩先から鎖骨周辺。
これが原因のすべてではない。しかし、頭部を触った時に右側と左側の状態が違う方がす~ごく多いと「あぁ、右枝と左枝の違いなんだな」とか「経路のどこでこうなるか」なんて考える。ぜひ、自分の頭を確認せよ。

さて、「運動神経」。頸椎からでた神経がそれぞれどこの筋肉にいくかをいくつか例をとってイメージしよう。
第3~6頸椎横突起から後頭骨底部分の下面までの「頭長筋」はC1~4までの神経が支配する。これは短いが筋肉までの距離が短いのから長いのまであり、どちらも納得する理由と面白さがある。
「頸板状筋」第3~6胸椎の棘突起から第1~2頸椎の横突起に付着。キレイなVの字のような筋肉です。胸椎部分からの筋肉ですが、C2~5の枝の支配。上の方でちょろちょろっときている訳ですね。
脊髄神経の内側枝から直接分布している「脊柱起立筋」の3種類は、頸から仙骨までの細かい(?)筋肉の集合でC2~S3までの脊髄からと支配神経ももちろん長いのです。(注意:C2~S3ということは途中に「Th」も「L」も内側枝から全部含めるということですよ)

忘れていた!
頸神経の中で一番有名なものとしては体幹の真ん中にある「横隔膜」へ向かう神経が「横隔神経」。C3,4,5から頸、胸部を下行している。これはお腹の中で発生した時に横隔膜の基が頸の高さにあったかららしい。これだけでも「へ~」ですね。C3,4,5が合流して長い距離のある神経になったという(成長にあわせて成長した感じかな。3本分欲しいレベルのものだったからかな・・)これは解剖実習では確実に胸部の密集地帯を通過して横隔膜の下からちょろっと出ている神経が確認できます。
毎日の生活で常に指令がいっているってことなのですね。

次は「腕神経叢」。なぜか全てが有名。
「腕神経叢」は頸横に胸鎖乳突筋と僧帽筋の切れ目の窓から見える「前斜角筋」と「中斜角筋」のせま~~い間を鎖骨下動脈と一緒にすり抜けて鎖骨の下方向にむかっている。枝をワサワサ分散させ本数を増やしながらも鎖骨と胸郭の間に潜り込んで腋窩方向へ。鎖骨の下と胸郭の間の通路部分では他の組織もありそこもとても狭い。指1本幅の大きさのトンネル内(鎖骨下)を神経群が通過するのだ(検証済)。
この続きは明日。
仕事が入ったので強制終了!

記事:講師 富士子
(写真:富士子作 ガイコツ君装飾)