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2015年3月5日更新

脊柱神経をおさらい


坐骨神経は、膝窩部の上で脛骨神経と総腓骨神経に分岐。総腓骨神経は、腓骨頭の後方から前面に回りこむ。回りこんだら浅枝と深枝に分岐。浅枝は lateral compartment.
深枝はanterior compartment.後部の脛骨神経は posterior compartmentへ。
lateral compartment
anterior compartment
posterior compartment
(前回のメインテーマが、たった少しの活字でまとまると、ショック大きい↴。)

足まで神経がいったところで、「神経」について少し振り返りたいと思います。名称がややこしくて、難義しますが、神経ルートが少ないおばちゃん的解説をお聞きください。
尚、「神経」の範囲は広すぎるので、今回は「脊髄」と「神経のルート」の簡単版にしたいと考えます。

「運動神経」と「知覚神経」までたどり着こう!!
脊髄は、L1~2の高さで「脊髄円錘」となり、そこから下の方は「馬尾」になる。
身体の成長より脊髄の成長のほうが先に終わるから、その長さになった。
だから、頚部分では脊髄から水平に出ていますが、抹消にいくほど角度がついています。
身長がどんどん伸びた感じがちゃんとでてて、面白いですね。
脊髄を輪切りにすると、中央部分が「灰白質」、外回り部分が「白質」で色の違いがある。神経全体が楕円形で、その束の中央には「中心管」という管がある。これは発生の初期に中枢神経が管状だった名残(外胚葉)。(目で確認できないのは年齢のせいなのか、電子顕微鏡でないと見えないのか・・。もしくは、これがそうか・・なんてみえないはずなのに、「これだ」なんてウキウキ思ってしまう、はっはっはっ!)
脊柱のツヤのある全体と輪切りのその色の違いの灰白質は「蝶々」のように見え、周囲は純粋に白いのでとてもきれいである。(これは見える)
灰白質の部分は、神経細胞の「細胞体(真ん中に核があり、核の周囲にはポンデライオンのように樹状突起部分がある)」が集まっている。白質は、神経の線維部分の束である。
「蝶々」模様の脊髄の前側の正中部分は、くぼみがあり、左右に分かれている。その両方の羽の前側部分が「前柱(前角)」真ん中が「側索」、後ろ側が「後索(後柱)」
並べます。
前柱(前角)
側柱(側角)
後柱(後角)
これは灰白質の部分の名称。
その周囲の白質の部分は、
前索
側索
後索
白質は神経線維のほうの束でしたね。
脊髄神経の有名な「根」の部分は、
前根・・・前索と側索の間から出る
後根・・・側索と後索の間から出る

前角部分には、「骨格筋を支配する運動神経の起こる神経の細胞部分」があり
後角部分には、「知覚神経の神経線維を受ける部分」がある。

脊髄神経には、(今日はこれのみの解説)
中枢から身体の筋肉に指令を伝える「運動神経」(遠心性)
全身から送られてくる情報を中枢に伝える「知覚神経」(求心性)
運動神経(遠心性)は、前角から出ます。
(自立神経は、側角から前角、前根を通ります)
知覚神経は求心性なので、後根から後角にはいり中枢に上がります。

前根と後根は脊髄を出てから合流します。合流してから、また分岐します。
身体の前側に行く「前枝」と後ろ側に行く「後枝」です。
胸部以外の脊髄神経の前枝は、それぞれの位置からでた上下の脊髄神経とまた合流して「神経叢」という「網目状」をつくります。ここで方向をかえ、入れ代って抹消にむかいます。
神経のルート上のところどころには「神経節」という膨らみがあります。神経細胞体の集まりですが、脊髄だと「灰白質」といいますが、末消では「神経節」といいます。
この「神経節」については次回に。

筋肉のところでよく出てきたワードの「前枝」「後枝」の説明が今回ようやく出来ました。そして「神経叢」というワードも今までよく聞きます。
「叢」になっていると負傷した部分を他の神経がフォローできる可能性をもっています。それは、その一本道がダメで、完全に機能を失うはずが、他の道があれば少し助かるという「助け合う神経団体」機能なのです。でももしかしたら、病気がでたら、たちまち他の部分にも伝わるということもあったら嫌だな・・なんて思ったりしました。でも「叢」はきっといいヤツです。

記事担当:講師 富士子

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(参考写真:人体の不思議)