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2014年11月17日更新

本当の解剖学的に見た【肩の回旋筋群】について


今回、先生たちの魅力全開。もっと聞きたいことがあったはずなのに、全てがいっぱいいっぱいだ。集中を切らさず、あっという間の時間が過ぎていく。8時間×2日間で足りない!メモをとる時間より途切れることなく作業に没頭、頭も使っているがそれを整理する間がない。魅力溢れる先生達の熱の入った講義は、全部具体的で理解しやすい。
まだまだ背面終わらない。(・・しゅわっち~!)

拮抗筋と協力筋。個々の筋肉を中心にマシントレーニングで筋トレをしたり、参考書で個々に記載があったりと頭の中はそのまま整理されるので複合・応用編で講義をうける機会は少ない。だから、人間が動く上で各所個々の筋肉の特徴を確認しながら筋肉の相互関係に注視することで、日常生活をはじめスポーツが分析できる。もともと人間の動作観察でスポーツ観戦するくせのある私は障害部位の特定はもちろん、筋肉の強弱の判断力、くせなどアスレチックトレーナーの眼力技術がさらに広がった。(そんな気がするの!)そうなのですよ、解剖実習で眼で見て作用を聞くと「表」で覚えたテスト対策丸暗記とは違う形で頭に入ってくる。(透視力が上がる?!)

さーて、「肩の回旋筋群」に焦点を当てよう。
ポイントは、肩甲上腕関節を取り囲み、関節の安定を保つ。(これが、どんなに大事か!)
本にそのまま書かれていそうな、このフレーズが具体的な説明で形になり、メカニズムの大切さを感じた。この上半身は私達の生活で「あらゆる動き」を可能にする。スポーツ、音楽を奏でる、ときには踊り、料理を作り、子供を抱くなどなど。(筋肉の素晴らしさを知ると思考が広がるのを実感してほしいな)はい、少し整理してみよう。

棘上筋・・・上腕骨大結節に付着、肩甲上神経(C4・5・6)
※回旋筋群なのに回旋には関与せず三角筋とともに肩の外転に関与

棘下筋・・・上腕骨大結節に付着、肩甲上神経(C4・5・6)
※外旋・内転、小円筋と協力

小円筋・・・上腕骨大結節に付着、腋下神経(C5・6)
※外旋・内転、小円筋と大円筋に挟まれている

肩甲下筋・・上腕骨小結節に付着、肩甲下神経(C5・6・7)
※内旋

ここで大円筋もついでに紹介する
 大円筋・・上腕骨小結節稜に付着、肩甲下神経(C5・6・7)  
      伸展・内転・内旋
※肩甲下筋と同じ支配神経で同じ小結節稜に付着していることに注目
(なぜ大円筋も紹介するかというと回旋筋との関係が構造上、先生が講義されたことに注目したからだ。(たぶん、おっしゃったと思うけど・・・))

肩の回旋筋群_640

 さて、本題にはいる。
スジ子マニアック解剖おもしろポイント①・・いわゆる「fascia」だが、肩甲下筋と小円筋は同じ膜の中(コンパートメント)に入っている。判別は支配神経が違うことで判別する。大円筋はお隣なのに機能が違うからか区分けされた別の「fascia」に入っている。解剖の世界では、機能などの方面からもそうなっている理由はかなり重要視だと。
   しかし、今回は小円筋と同じ膜(コンパートメント)の中で驚いた。例外らしい。(これは、驚くところなの!)

マニアック解剖おもしろポイント②・・大円筋は上記の回旋筋と近接していて同じ肩甲骨に起始があるのに回旋筋とは隣同士で反対の仕事をする。そう広背筋の協力筋として存在している。似たような繊維の方向などで存在するのに作用が反対。作用は大円筋は内側に、小円筋は外側に回旋。停止部は小円筋が大結節で、大円筋が小結節稜。

マニアック解剖おもしろポイント③・・協力筋の存在の意味。広背筋という大きい筋肉で充分働きそうなのに大円筋は協力筋として内側に存在。何をしているのか。(そこを突っ込むか!)回旋筋群と繊維の方向が同じ筋肉なのに作用が違う動きという事実を安定させているのか?大きい広背筋が働くときに軸的に内側に存在しほかの筋とのバランスを保ってパフォーマンスさせる?大きい筋肉には補佐が必要?(いろいろ云われているらしいが)

リラクゼーション分野だけでなく治療の世界でも この肩甲骨周りはキーポイントだと考えている。座り仕事でも立ち仕事でも肩甲骨周りの不快感は多い。しか~し!心地よさの醍醐味を味わってもらえるこの筋肉たちなのです。そして鍼灸ポイントの膏肓(コウコウ)の威力は絶大だ。反面、一撃は腋の下というか肩甲骨内側にビンっと響くほど痛い。(急所か!)しかしこの部分から上腕部の方までゆっくりほぐされるのは最高だ。