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2014年11月8日更新

解剖実習で発見した男性の【 シリコン 】について

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さて今回は表題でもある「男性のシリコン(インプラント)」についてです。(以下、インプラントと記します。)
写真は半年くらい前の献体に入っていたインプラントだそうです。かなりハードなものです。(テーブルの脚底に付いている滑り止めのラバーのようなイメージです。)
そして何故、添付写真のインプラントに着目したか。このインプラントの写真をみて頂きたい。外から中心に向けて切れ目が入っています。この切れ目は解剖中にミスをして切ってしまったわけではないのです。何でしょうか? 少しだけ考えてみて下さい。

何かを避けるために?

そうです。何かを避けるために入れられた切れ目です。今の医学はとても発達していますから、人体に異物を入れるために最善の状態を考え、作られるのでしょう。

その男性のインプラントは、大胸筋と小胸筋の間に入っていたそうです。
「大胸筋」と「小胸筋」に近位しているのは、「外側胸筋神経」
「外側胸筋神経」は「腕神経叢」の「外側神経束」、「胸肩峰動脈」は「腋窩動脈」からと、「小胸筋」の上部からきているので、「小胸筋」を突き破って内側からきている「内側胸神経」を主に避けるための切れ目なのではないだろうか。という見解を解剖学の先生はおっしゃっていました。

昨今、美容業界は男性客もターゲットとし、それらのビジネスも好調のようですね。
やはり今以上の自分を求めたいという人間心理なのでしょうか。
でもまぁ、運動しないで大胸筋もりもりに見せたい男性心も可愛らしいというか、何というか。。。微妙です。。。

アメリカでは韓国以上に整形手術が当たり前のようです。整形手術の番組もあるとか。
どうせ手術するのであれば、身体に優しい手術にしてもらいたいですね。