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2015年12月18日更新

体性感覚2


「体性感覚」の続きです。
スタッフに伝える「感覚」についての説明の仕方。右か左かで分けることができないものを説明する場合、私はパーセンテージで表すことが多い。その理由として

① 人間の「感覚の閾値」の幅が大きい
② 好みの強弱の幅が大きい
③ 体調・季節などに左右されやすい

などがあげられる。私のその細かい「こだわり感覚」を伝えるために分かりやすい「チャート図」でイメージを具体的に指し示す。そして、実際に施術で「体感」してもらう。聞いただけではなく「体感」しないと自分の表現として自分のものにはならない。美味しいものを食べて、美味しいものをつくる。音を聴いて、音を出す。・・・職人はすべて一緒である。もちろん、一般的な「皮膚感覚」は把握して欲しいしこだわっても欲しい大切な部分ではある。
チャート図で説明するときは「痛」「感じない」「心地よい」「心地悪い」など目的別に4種類ずつに振り分ける。そしてその「手技」その「皮膚感覚」「施術効果」などなど、「お客様に満足してもらう効果」をもたらす目的にむかって追及させる。例えば「その身体のその点のもたらす感覚の効果」を「痛いけどやった方がいい」「痛いだけ」「弱い刺激で充分」「適度な刺激量」に振り分けその意味を体感し記憶する。そして表現する。まず、頭で理解する為の手段である。ひとそれぞれの感覚はばらばらである。だからこそ、相手によって見極める1つの方法である。
・・・・(「解剖」を考えると理解できることですが、下腿後面部分だって、1点1点違う感覚ですよね。)
現場では「これは気持ちいいですよね」という自分本位の基準を見直すところから始まり、目線を下げた位置からお客様の要求と感想を真摯に受け止め、一回一回に誠意をこめる。・・・「初心を忘れない」ようにするためのコツかもしれません。

もうひとつ常に考えていることがあります。
人間は皮膚表面からどの深さまで圧すると「心地よい」という感覚で拾っているのか?そしてその部分には何が感覚受容器として働いているのか。普通の皮膚感覚は、「真皮」の部分に多い。しかし、そこは「皮下」で全く浅い。「心地よさ」を感じる部分はもう少し深い筋肉に達しないといけない。「真皮」への押し込んだ刺激が「最高」な部分なのだろうか。
でも筋膜に包まれた筋肉の循環が悪くてよどんでいる状況を開放してあげる。そのスーとした解放感が緊張感を解きほぐす。どうしても「過剰に溜まる」という人間の状態に対して「疲労した筋肉」を「最適な方法」の選択で調子を整える。・・・たったこれだけ。
やはり「解剖」や「知識」によって「メカニズム」を理解することが必須だなと感じます。
イレギュラーを1つ。
「心でマッサージすれば、通じる」・・・はい確かに それも一理。
「マッサージ」を受けた「感覚」で説明しよう。浅い層部分の場合のなでられるような柔らかい「心地よさ」は子供の時の両親からうけるものだとか、好きな人から受けるとか(赤面・・・爆笑)だったら「心地よい」状態かと思われます。これは「心」も関係しますね
例えば、リラズゼーションサロンの場合。だいたいが初対面から始まる。そしてまずは「手技」から印象が始まるし、上手いかヘタかの判断をされるだろうし、こんなもんだろうとも思われて終了かもしれない。医療機関では治療目的さえクリアできれば安心が生まれる。だから、最初は「心」で掴むのではなく、「掴みは手技から始まる」のだ。

手

記事担当:講師富士子
参考写真:男らしい小池の手(笑)