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2015年10月28日更新

横隔膜の上と下で考えてみよう。


世の中には、実際にやってみないとわからないということがあります。でも、骨折も出来ればしたくない(笑)。せいぜい「ギックリ腰」報告レベル。今回は、レベルをまたさらに下げて「ぶらさがる」ネタにしました。

鉄棒にぶら下がって考える。プロの体操の方にはよくわからない感覚の話。
一般人は、ぶら下がると「息が苦しい」状況になりやすい。実際どうでもいいこのことの理由が知りたくなる。
結果は、吸気が困難だからだが、吸気が出来ないと呼気もか弱い状態。
足りない上半身の筋力のせいにしながらも、「なんで苦しい?」のか自分の体内を探索した。
まず、体幹。
基本、筋力のない女性(一応)の身体。腹筋・背筋もちろん少ない。
じゃぁ悲しい現実の世界へ想像していこう!身体は重力に従って下方へ。体脂肪含め骨盤から下が無駄な重りとなり更に下方向へのしかかる。腹筋もビヨ~ンと伸びている。本当に下方向のみなのか?・・・
たぶん上下の分かれ道は「下位肋骨」。「下位肋骨」が「底」部分となり胸郭の重さを引き受ける。つまりその部分に存在する「横隔膜」が「底」って事である。
「横隔膜」は普段、呼吸によって上下に動き続けている。圧はのしかかるものの普段の荷重が1とすれば、自由に動けない「ぶらさがり」状態では2以上の荷重である。水中での水圧での苦しさとパターンは違うが「吸えない」という状況の苦しさは変わりない。
ここが体験してみないと感じない部分ではある。ここは上!ここは下!引き伸ばされ感の中で探索する。例のごとく何日か経過して筋肉がついてくるとその苦しさは比例するように減少する。

では、「横隔膜」から上部分をみていこう。「胸郭」と両腕は、カゴのように鉄棒にぶら下がる。肋骨間は提灯がおりたたまれるような状況になり、背面で広背筋ががんばっているとしても胸郭全体の均等な支えには足りない。そして普段は頭部を支えている細かい広がりをもった頸部周囲の筋肉がある。傘を広げたようなその細かい筋肉が逆に胸郭の上部分の広がった状態での支えとなる。しかし、肋間本体の筋肉はうまくいかない。縮む割合が多く筋肉は硬くもなる。それは胸郭の内面にもかかる荷重と同じで重力のなすがまま(荷重に)耐えている。ここが苦しさの最大部分であり、心臓や肺の広がりたい自由さも奪う。
だからこそ、周囲の呼吸筋のコントロールなしでは呼吸が思うようにいかない。

ではなぜ私は、「ぶらさがる」事を推奨するのか、なぜ、こんなことが私のネタなのか。それには2つの理由がある。

まず1つ。「縮んだ身体を簡単に伸ばしたい!」
労力負担もいらないし、時間もかからない、お金もかからない(笑)状況で「伸ばしたい!」って考えるからだ。特に、筋肉のある男性をほぐすのは私にとって簡単ではない。だから自分の重みで伸ばす方が早い、私のマッサージより気持ちいいかもな~んての笑いをとれる。

もう1つの理由。「左右のバランスをリセット」
両手首から始まるその「ぶら下がり」は、重力様様によって真下に。
少し、ぐらぐら揺れでもしてごらん。痛みがある部分には力が入ってしまうのだが、通常ならその揺れはさらに関節周囲を緩める。

おまけがもう1つ。「軽い筋トレ」にもなる。(「ボルダリング」もスポーツマンにはぜひとも推薦する)。自分の体重を自分の手首で支えることができるのなら、ベスト体重、ベストコンディションだろう。上半身と下半身のバランスも良いといえる。「ぶら下がり」にプラスして、そこに動きを加えたら負荷は上がり筋トレである。膝を引き上げると腹筋だけでなく不安定な揺れに対して体幹にも力が必要なのだ。
制限時間が極めて短いとはいえ、体幹の筋肉のバランスコントロールを使用しての運動ってなかなかないし、あらゆるスポーツ共通するトレーニングである。

いつもの口癖。私の身体の完璧理想像は「忍者」である。
無駄もない、柔軟性あり。だから文句のつけようがない。
プラス「笑い」がとれる忍者だったら「最高!!」である。

記事担当:講師 富士子
参考写真:

横隔膜