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2015年9月29日更新

肩甲骨周りを考えてみよう


「肩甲骨」に(約)16の筋肉が付着している。以前に勉強会の資料を作るのにまとめた数字である。今日は久しぶりに「肩甲骨」に思いを寄せてみたくなった。

「肩甲骨」って・・・「肩甲骨」自身がまず動く(当たり前)。それも、程よい自由さを持って動くところが大好き♡。あの緻密に計算された形自体は、すごいなぁと感心するばかりで理解するには未知すぎて私の脳では理解できない。でもでもね細かい靭帯の踏ん張りだってかわいく思えるし、毎日の最大の関心事といえば・・。
肩周囲の筋肉の筋バランスがまた!面白くてたまらない。
肩甲骨の位置や構図がひとりひとり全然違うのも面白さのひとつ。
スポーツを頻繁にする人。
肩甲骨に全く運動を与えていない人。
柔軟性のある人。
男女差。
年齢差。
仕事差。

・・・切りがなくパターンが存在する。それを形成してきた過程を推理するのも面白いし、この先どうなっていくのか見ようとするのも楽しい。
肩の筋バランスって本当に大事です。筋力によって上肢があがっているか、下がりきっているかで 日常の負担具合が大きく違う。「関節可動域」をよく考えてみて。最近、万歳もしていないってことは、どこにストレスが溜まる?何歳になっても同じです。可動域がどういう状態なのかで基準からそれだけちがっているのか。どうしてその範囲に負担がきているのか。そこから、私の治療が見えたりする。プラス、痛みが取れれば終了ではない。予防として何が必要かを伝えることまでが私の仕事範囲。その辺は、身内だって身内じゃなくても関係ないでしょ。一回だけ、一定の期間だけで その治療部分がだまっていないことは治療家の皆さんが充分知っているはず。

・・・変人だって自覚はあったが、文字になって改めて見つめてみるとはずかしい(爆笑)。内緒ですが、子供の進路を考えるよりこっちの方が面白い!

前回の解剖実習の時に「なるべく肩甲骨に付着している筋肉をつけたままで肩甲骨の構造を知る」というテーマで私は解剖していたので、菱形筋、前鋸筋などを始め、程よくキレイに仕上がったときには大満足でした。献体さんの体型はとても大きくて、標準以上の体重の増加で、肩甲骨の位置は腕の付け根寄りでした。当然、肩甲骨がその位置にあるってことはまず、菱形筋はどうなっているのだろうって気になりませんか?
案の定、脊柱に肩甲骨を寄せる役目を放棄したように伸び~きった菱形筋には驚いた。特に大菱形筋!「菱形筋ってこんなにびろ~んと伸びるんだ~」なんてね、思わず口走ってしまいました。下部の繊維は伸びきった平たいゴムの様です。そこから肩から上肢部分が常にどの位置にあるのかを私達に教えてくれます。
肩甲骨って意外と関節の中では自由奔放だと思うし(この例えは正しくない気がする(笑))、そしてその先につながっている上肢までをも動かす。例えば骨に注目して骨を中心に視点を広げて考えながら人体を観察してみると「筋肉がなかったらとっても簡便だ」と感じる。関節って本当にデリケート。こんなこんなこんな小さい部分同士が大きくもない接地面でジョイントしているだけで、種類問わず激しいスポーツでパフォーマンスできるのかと思うとマサシク脅威である。
それを考えると、「もっと関節を大事にしよう」とか「メンテナンスはこんなにも大事じゃないか」と周囲への働きかけの気持ちもでてくる。いや、本当に。

そういえば「胸鎖関節(胸骨と鎖骨の面)でしか体幹と上肢の(直接)骨同士の関節面がないと初めて知った私の脳の衝撃具合は大きかった。私は大変でした。純粋な疑問が次々に溢れてきて「筋力が落ちたら関節って簡単にはずせるのではないか?・・」とか「靭帯ってどのくらい強靭ですか」とか、そこまで知りたいんかくらいに先生に質問攻めをした記憶があります。
そんな私。年をとりました。「身体は大事よ~」なんてそんなこんな言いながらも、キーホルダーについた骨格模型を片手に持ち、関節可動域を無視してブルンブルンと振り回しています。

記事担当:講師 富士子
参考写真:ボディーナビゲーション

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