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2015年8月4日更新

頚部解剖続き(後頭三角)


koutousankaku

「頚部解剖」先日の続きです。集中したの頚部解剖のため 改めての発見だらけでしたが、ハワイ大学のATである大庭先生に指示を仰ぎながら細かい箇所の解剖を進めていく。
「頭板状筋」と「頚板状筋」の境目を見つけ指で境目をしっかり広げる。範囲が狭くて 入組んだ部分であり、ここをキレイに作業するのも大変ではあったが、富士子講師の作業のベタ褒めに頑張ったかいがあったと満足する。
そうそう「頭半棘筋」もこれらをしっかり確認したところで、カットしていきながら 深層に進める。どんどん筋肉の付着部から筋肉を切り取り、次の深層部の筋肉を探すのだ。
とにもかくにも「後頭三角」が視てみたい。
解剖学で「三角」と云われるところがあるって、「何なんだ?」そこが結構重要視されるのは何故か?その状況を視てみたい。

「後頭三角」・・・(大後頭直筋)(上頭斜筋)(下頭斜筋)これらを指す。
深層部分を切り開いていくと本当に細かいのと、筋繊維の境目が分かりづらい事に苦労する。そして、間違えて切ってしまうのではないかと考えながら動揺を隠しつつ進める。ある意味緊張の連続。
作業を進めると正直「後頭三角」と云われている箇所を確認できる。「お〜!」やはりここも参考本とはイメージが 違って見える。「ここだよ」と差してもらわなければイマイチ分からない。(これは予想通り)
そしてこの三角の間を通り抜ける「椎骨動脈」も視た。血液を抜く処置をしてあるので、少しプヨプヨした血管と思われる管だ。
ここでも 大庭先生の「椎骨動脈」とその周辺の解説が入る。血管は三角のどこをどのように通っているのかを骨格模型を用いて詳しくルート説明しても戴いた。最近の記事で富士子講師が 「椎骨動脈」のあの複雑なルート部分である。
この椎骨動脈のへそ曲がり?カーブしている感じが間違いなく「頭痛」に関係しているよね。という言葉が飛び交う。
そうだ「猫背」や「筋肉の緊張」が原因とされるあの頭痛たちの原因の一環なのだろう。

私は三角の辺りを触りながら「どうやってほぐすか?」という事を妄想していた。
私の大好きな「頚椎の際」だ。
頚部の作りは本当に繊細だ。改めて人間の身体とは素晴らしいと思う。姿勢の重要性も感じた。
さて、この辺りから富士子講師に「後頭三角」の重要性を補足してもらおう。

ハイ、富士子でございます。
頸部は、「副交感神経」との関係。「小後頭直筋と硬膜」の関係。「重力と軸」の関係。
「心臓から重力に逆らっての血液の流れ」などなど。興味とテーマは数知れず。
頸部は、後方からの視点がよく聞かれます。もちろん、「後頭三角」は後方から見た三角。
そこで、私がよく考えようとしているのはサイドからの視点。始めに「後頸三角」と関連している「大後頭直筋」「上下の頭斜筋」起始停止部分をまずは点でつないでいく。その周囲のお仲間の「小後頭直筋」も加えていく。(他の筋肉を加えるとちょっと複雑)ここで1度 サイドからみるとトンネルがある。そこを脳への血管と脊髄からは枝分かれして各所に向かう神経が通過している。プラス!その個々の細かい筋肉の厚みと密集加減と硬さを解剖して見てしまうと 「難所コースやなぁ」と考えさせられる。重要な部分は「三角」というピラミッドならぬ 支柱の中に崩されないように組み込まれている。と同時に何かあった場合は 手を入れて調整する入り口として教えてくれているのかもしれない。

今回の事務長の見事な頸部部分の作業結果は素晴らしいものでした。この結果をみてしまうと 作業途中で発しまくったオオカミかと思う雄叫びは許せましょう。お疲れ様でした。さすがです。

記事担当:小池
記事監修:講師富士子

(参考写真:ボディナビゲーション)