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2015年7月11日更新

手根管ってどこ?


shukonkan
「手根管(しゅこんかん)」ってどこ? 確かに!一瞬、考える人多い・・・

今日はなぜに「手根管」・・・それはぁ・・好きだから~!あぁぁ(≧▽≦)
「膝窩筋」のあの骨へのへばりつき具合とどっちが好きか・・あぁ決めらんない!!

結構の数のお客様は、手のひらを開くように中央から揉みほぐすとまず、一発目から母指球と小指球の部分でゴリってこすれるクリック音がする。特に、利き腕側。パソコン動作のマウスの手の形で固まっている。
その手のひらの部分の掌側に「側溝」が存在する。
それが「手根管」。手首の横紋の中央から中指に向かってタテ(?)に帯る「側溝」。皆はトンネルというのだが、私的には「側溝」というイメージがとても強い。そのミゾ内を指先方向に神経・腱が通過している。

実際に解剖実習で手首側から指先に向かって覗きこむように観察する。
今回の献体は私の人差し指が通る大きさの直径をもつ。人差し指が穴の先に入るって凄いと思う。だって最初は私もそこまで立派だと想像していませんでした。まぁ多少ですが、献体さんの身体が大きい分この穴の入口の直径はやや大きめかもしれない。そして勿論、手首に近い部分より指先方面はどんどん奥に先細くなっている。そこは、教科書通りです。・・・この「トンネル」穴が開くくらい(開いてます)見たあとは触ってみました。底面、側壁が硬いしっかりした側溝です。手を入れて感触を確かめるとその硬さは骨って感じ。これは「手根の骨」の感触と細かい無数の固まった靱帯のせいである。この肌色かかった乳白色の靱帯は個々に区別はしにくい。くっついていて、私には判別できない。でも、毎回分解に挑戦するが、手のひらの細かい筋肉・靱帯・白い細かいツブツブの脂肪層もあり苦戦。ちっともキレイにいかない。

「手根管」に戻ろう。骨の土台的な構図を考えると穴の大きさはもっと一回り大きいと考えられる。大きいといっても「巨大」という意味での大きいではないので注意。
解剖本のイメージ作りで不思議と難しい部分がこの「手根管」は著明かもしれない。「参考書の図とは全く違う」と参加者も感じる部分だからだ。大変参考になったと聞いている。「イメージ」と「実物」って難しいとつくづく考える。
もう一度おさらいしよう。
側面と底面は「手根骨」。覆っている上部分は、「横手根靱帯(屈筋支帯)」。
「橈側手根屈筋腱」「正中神経」「浅指屈筋腱」「深指屈筋腱」「長母指屈筋腱」が通過している。上蓋に近い部分に「正中神経」。「横手根靱帯(屈筋支帯)」の真下に「正中神経」がくる。
この「手根管」内の問題に移ろう。よく「内圧」が上昇しやすいと云われています。手のひらの筋肉は、予想通りに使用頻度が多い。特に、屈筋の柔軟性は欠けている。だから、使えば使うほどに摩擦や循環と回復が追いつかない。でも、そこはやはり強さももっている。意外と回復しない訳ではない。ただ、普段と違う負荷がかかった時に手のひらはその習性や記憶が今までに筋肉になかったものだから、まずびっくりする。疲れると手のひらの中央部分の内圧はぼ~っとほてったように上昇する。
特にトンネルの奥側。東洋医学でのツボでは、まさに「労宮」の部分。
先程もいったように、なかなか限度を越して腫れあがるってことは数少ない。習慣として同じ仕事をして負荷がかかっているからといって全員が同じ症状をもつこともない。弱点として存在するならば、習慣でも積みあがり腫れてくる。「限界ですよ。ケアしてね」っていう悲鳴だ。
腰痛も一緒。重だるい、はばったい位から始まり、重くなれば腫脹・浮腫でいっぱいになる。そうなると同じトンネル内にいる神経も影響をうけます。

イレギュラーだとすればダントツ外傷によるものが多い。形態の変化をする「手根骨」の可動性も相まっているし、包帯固定などの圧迫で末梢部分の循環の悪さは出やすいといわれる。ちょっとした腫脹・浮腫を計算しての対応の不足の問題である。でも、知識とコツを知っていればこの問題は全くない。

実験している訳ではありませんが、手首にベルトを巻いての力作業だって一過性ではありますが、圧迫具合で手首の様子は変化します。私も、毎日カヨワイ手首にサポーターをしてマッサージしています。気合いでキツメに巻いてしまって、そんな時にパワー全開していると手のひらがジンジンするし、血管浮いているしという状況に・・・「うぉ~苦しい」って面白がっています(いけない、いけない)。
ほんの少しの圧迫の変化で結果は大きく違うってことを教えて頂いてます。(問題外!最悪!)
もちろん、この内圧もろもろなどの対策としては、巻きなおすなどの形態の修正以外に、「手指の運動」を伴えば予防は可能です。(私の場合は巻きなおし!)。

運動で各靱帯・筋肉と周囲の組織間の癒着なども予防できると考えれば、復活も早いってことである。(six pack exerciseという動きも参考にしたい)私的には、細かく揉みほぐしたり、個々の抵抗運動もリハビリの必須としています。

そういえば、余談ですが、素人さんでも手のひらのマッサージが上手い人が多い。手のひらは感覚受容器が多くて何をやっても気持ちよく感じるのが(軽い)からくりだが、それでも玄人だったら負けずに完璧にマッサージしたい。

ムスメに言われて驚いた言葉がある。「ママって手をつないでいる時、ずっと手をマッサージしているよね~」・・・・え~~~気づかなかった・・・マジか!早く言ってよ、手をつないでもう17年だよ、ムスメさん。タダ働きか、悪いクセか↴。

記事担当:講師 富士子
(参考写真:ボディナビゲーション)