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2015年5月7日更新

股関節回りで視たいところ


どこの関節でも調子が悪ければ悩みの種となる。
「股関節」は「寛骨臼」と「大腿骨頭」で構成される。股関節は強いのか弱いのかと考えてみた。前後左右を縦横無尽に動き回る強靭な筋肉をもつ錦織圭さんを思えば強いイメージ。プロは筋肉ががっつり存在しても柔軟性がしっかりある。しかし、私を含め一般人の股関節を考えてみると筋肉の衰退や運動不足や筋力の足りなさからくる「硬さ」を考えると踏ん張っている中でも崩した時の脆さと摩耗頻度も不安を感じさせる。
そうなんだ!年齢を重ねて筋力が落ち気味の時でもひと踏ん張り立ち上がる!足を前に出す!その動作の為に股関節周囲だけはきまって硬くなる。大きい負担で使うから硬くなる。そんな最後の砦と考えるとやっぱり強い・・かもしれない。

以前紹介した股関節の動き。屈曲・伸展・内転・外転・内旋・外旋。これに加えて「体重負荷(支持)」が股関節には大きくのしかかる。
今回の解剖実習では「寛骨臼」をみて「月状面」をみる。(時間があるだろうか・・・ずっとフル回転!)関節軟骨である「月状面」の軟骨具合を触る。そして「円靱帯(えんじんたい)」を見つけて長さを見て太さも見るし触る!

「骨盤」と「股関節」の立体の観察。何度見ても思うのだが、骨盤の傾き具合で周囲の状況が大きい変化となる。「股関節」に付着する筋肉だって参考本のようにきれいに縦に並んでいる訳ではない。少しずつ筋肉の重なりもあり、イメージのでの大きさが「あ・・こんなに小さいの?」なんて現実が一変したり。これを知らないと実際に股関節をストレッチするとか「ゆるめる」って理論が見えてこない。な~~んていっても私もまだまだ水戸城じゃなくて未途上。

「腸腰筋」も予想より小さかった。車いすだったという状況が筋肉を落ちさせたのか。
そして骨盤と「腸腰筋」の関係もみる。「腸腰筋」とは「大腰筋」と「腸骨筋」を総称したもの。「大腰筋」は起始部が腰椎の椎体と棘突起。椎体にもがっつり付着している。停止部が大腿骨の小転子。腰の方から降りてきて股関節をまわりこむようにして小転子にたどりつく。そして「腸骨筋」は起始が腸骨窩。停止部が大腰筋と同じ大腿骨の小転子。ダブルでまわりこんでいるのだ!(腸骨筋が硬くなるのと肩甲下筋が硬くなるのは同じかな)

おまけのチェックポイント。「小腰筋」があるかどうか(笑)。ミニミニ宇宙人の人間操作レバーである(ずっと前の記事を覚えている方にしか笑いを取れないアホ全開(大笑))。人類の40%がもっているのに残り60%は持っていない。第1腰椎の椎体と棘突起から起始し、恥骨上枝に停止する細い筋肉。作用としては骨盤の後傾。それと椎体に付着しているので腰椎の前弯を補助しているといわれている。
「腸腰筋」は腹部からの切開で拝見できます。
しらすの中に子エビが1尾紛れ込んでいるように、何かを発見したら・・・怖い・・(泣)もう言いませんから。

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記事担当:講師 富士子
(参考写真:ボディナビゲーション)