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2015年4月15日更新

脳、脊髄神経、馬尾


脳からの指令を筋肉に伝えて運動をさせるのが「運動神経」。
皮膚などからの情報を脳に伝えるのが「知覚神経」。

脳から脊髄を通り筋肉までのルート。
脊髄は「末梢」の神経です。脳は「中枢」の神経といいます。脳の延髄からつながって下りてきていますが(昔「延髄蹴り」というのがありましたね。プロレス技だったかな)、脊髄部分から1つ1つの椎骨の間と抜けて横へつながっています。
脊髄は31対。

一番上は第1頸椎の上からでます。これが「第1頸神経」です。数えていくと第7頸椎の下から出ているのは「第8頸神経」となり8対。頸椎は7つですので、その下は第1胸椎で第1胸椎下から出ているのが「第1胸神経」。胸椎が12個あるので第12胸椎の下からでているのは「第12胸神経」となり12対。腰椎は5つ。それぞれの腰椎の下から出て「第5腰椎」までの5対。仙骨部分では「仙骨神経」5対。「尾骨神経」1対となります。
脊髄は大人では長さが40~45㎝。大人ではベルトの位置まできています。太さは1㎝(?)位。楕円形です。中心に「中心管」という穴があいています。そこには脊髄液がはいっていますが小さすぎてなんとなくしかわかりませんでした。

(私的に)面白いところが一つ。
脊髄から横方向へと神経は進んで枝分かれしていくのですが、身長というのは成長に合わせてどんどん伸びます。しかし、脊髄は身長ほどに伸びませんので脊髄を後面から見ているとすれば、身長が伸びに合わせて下位にいくほど斜め下方向に向かっているようになっています。これは椎骨の高さもあるのですが椎骨のその出口までの距離が違えばそれに合わせて脊髄の枝を伸ばして向かっているので斜めになるのです。

脊髄の最後の部分は何度も登場「馬尾」(命名 ばびちゃん、あぁかわいい♡)です。腰椎1番(L1)辺りでふさふさとなっています。なので、馬尾から下は扇状の葉のように左右対になっているのを守りながらひろがっています。無駄にふさふさの数が多めになっているのではなくて、それぞれに向かう場所がきちんとあります。そして頸の部分と腰の部分は本数が多いので太めなので「頸膨大(けいぼうだい)」「腰膨大(ようぼうだい)」という名称がついています。で、脊髄の最後が「馬尾」です(しつこいねw)。全体の脊髄の太さを比べると頸椎の部分は細めで下にいけばいくほど太めです。

この脊髄神経を輪切りにすると、色がついています。「白質」という「灰白質(かいはくしつ)」といいます。脊髄の楕円形の真ん中に中心管がありHの形のハンコのように「灰白質」があり周囲は「白質」に包まれているようにみえます。灰白質部分は神経の細胞が集まっています。白質は神経の線維が集まっています。神経の多くは丸い「細胞体」から神経線維を1本伸ばしてそこからまた2股にわかれています。そこからまた枝分かれしているのです。中心部分の灰白質は細胞体の集まりで白質は神経繊維の囲みになっています。色は判別できますが、おばちゃんの肉眼では個々の神経の判別は無理でそうめんの束にしか見えませんでした。

脊髄には頭の中と同様に薄い「軟膜」が脊髄にぴたっと張り付き、そこにはわずかに肉眼でみえる血管がちょろちょろかろうじて見える。軟膜は透明でちょ~~薄い。あと「クモ膜」は「軟膜」と「硬膜」の間にあり文字通り、クモを張ったように軟膜と硬膜をつなげて(安定させて)いる「硬膜」も薄いが軟膜よりは厚さを感じる。脊髄はこの硬膜が隔てた空間の中で水に浮かんでいるようになっているわけだ。
さて、身体のどこに脊柱は存在するのか。
それぞれの「椎骨」には皮膚からわかる「棘突起」が背側にあります。そしてちょっと奥で触りにくい「横突起」が左右両方向についています。大黒柱のように積み重なっているのが「椎体」で個々の椎骨の間にクッションとして「椎間板」が存在します。
椎骨には、「椎孔」という穴が頸椎から腰椎まで開いています。そこに脊髄は上から下まで通過して垂れ下がっています。

が、問題はどこから横にでているか。簡単にいうと枝は「横突起」のとなり斜め下(笑)から出ているのですが、積み重なった椎体同士のその隙間は意外と狭い。
抜け道の穴のような部分。そこから脊髄は横方向に枝を出しているのです。
よく考えてね、思った以上に個々の椎体は細いし小さい。上下の椎体の重なりがその空間を作っているだけで、空洞としてホース状になってはいない。更にそこに細かい筋肉がついているから、余計狭くなる。
そこから先はまた次回。
神経は筋腹を避けてもいるが筋腹を通過したりもしている。柔軟性をもちながらも常に情報を発信している。しかも、想像以上に細い。

一度、セミナーの為に人体模型にテーピングを筋肉の長さと幅に切り、1つ1つの深層の筋肉から順番にはりつけていった事がある。テーピングは厚みがないにもかかわらず、貼りきれないし、脊髄の枝に見立てた黄色のヒモを使用したが空間の狭さがよくわかった。
(イメージで考えるとヒモじゃなくてタコ糸なのだが目立たせるために手芸ヒモにしたのに!)

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記事担当:講師 富士子
(写真:骨格に装飾 講師 富士子  *セミナーで大人気の骨格でしたw))