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2015年4月12日更新

脳、嗅神経


「人体の不思議」という本に「偉人の脳みその大きさの比較」が載っていました。
大人の脳みその大きさが1300~1400g。
ツルゲーネフ(作家)2012g
桂太郎(政治家)1600g
ナポレオン三世1500g
夏目漱石1425g
アインシュタイン1230g
アナトール(ノーベル文学賞)1020g
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脳の重さでは知能は測れないとしています。それに病気が発生しない限りは神経が減っても知能は変化しないらしいです。物忘れが多くなっている私には「あれそれなんだっけ」という状態がこれ以上増えない事を願っています。
実際に2000億個の神経の塊が脳なのですが、今回のテーマは、これではない。
あくまでも、「解剖」としては、構造を感じながら脳というものを理解したいと考えております。

脳の重さは体重の2%。頭の重さが4~5㎏だからそのうちの脳は1.5㎏位。(ちょっと多く見積もり過ぎ・・)
脳脊髄液量120~150ml(1日に500mlが作られ入れ替えられる)
計量カップが200mlとすれば常にある脳脊髄量はそれより少ないが作られる量が計量カップ2.5杯分。

血管が脳内全体に枝葉をひろげています。
その血管を通して、全身の血液量の20%が脳に供給されている。多すぎではないか、なぜなのか。それはその血液が循環している流れのなかで、「血液脳関門」というのがまずありまして血液を介して脳に運ばれる酸素、ブドウ糖、水という選択されたものだけを中に入れる。その中の酸素も重要でこれが運ばれないと簡単にショートダウンしてしまう。だから20%なのだ。だから、起きている時も寝ている時も呼吸して血液を多く流して酸素を取り入れようと身体は頑張っているのだ。(だから無呼吸症候群は大変だなと思う)
そこにいるのは眼で見えない関所の凄いヤツ。成分の大きさで判別する訳ではなく必要かどうかできちんと管理している・・はずなのに! その凄いヤツの未知なる機能は多くの薬剤も通さない!はずなのにだよ~アルコール、麻薬などは簡単にそこを通過してしまう。(別に昨日、飲み過ぎたからって文句を言っているように聞こえるが文句を言っていないんじゃ~!あぁ興奮すると頭痛い・・)
それ以外では匂い系のものは、ダイレクトに脳に達しやすい。良い点としてはアロマテラピーの香りで癒されるし、美味しい匂いにもやすやすと(私か・・・)影響を受ける。

ここで匂いについて少し広げていきましょうか。
脳神経は12対(左右で対になっているので12対)。
第Ⅰ脳神経が「嗅神経(きゅうしんけい)」です。嗅神経は鼻の中の全部で情報を得るのではない。鼻の奥の上天井にある粘膜が情報を得てその粘膜の上に位置する頭蓋底の骨を通過して脳の底に並んでいる脳神経のひとつの「嗅球(きゅうきゅう)」に入ります。(面白い形なんですよ)。鼻の中の粘膜の部分は常に粘液を出しうるうる状態になっているはずですが、乾燥に負けてひりひりと赤くなりがちです。
鼻と味には深い関係があります。食べ物を前にした時には「眼」などからも脳は多く情報を得ています。しかし、「味」を感じるには鼻からの「嗅覚情報」が大変重要なのです。皆さん風邪を引いた時には「味はわからない」という経験があると思います。それがその現象なのです。「今日の晩御飯が微妙な味だね」なんてムスメにいうと「鼻がつまってよくわからない」といわれたときには「ラッキー?!」と笑った時が(何度も)あります。料理下手にはラッキーなムスメですが、反面よく考えると「料理が微妙なのは鼻が弱いせいなのか、性格が適当過ぎるのか」と考えます。都合のいい料理下手です。(あっ鼻をつまむと、料理の味が分かりにくいらしいですよ)

昔は、神経細胞はどんどん壊れていって再生しないって習いましたが、最近の研究では再生すると医学関係では言っておりました。鼻も一億ほどを嗅ぎ分けているらしいですが、鍛える(嗅ぎ分ける)と明確になる。脳内もぼ~っとしていると壊れるままだが考えたり笑ったり声を発したり人間の間のコミュニケーションなどなどで変化しますが、これも筋肉と一緒なのだなと思います。

記事担当:講師 富士子

(参考写真:人体の不思議)