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2015年2月4日更新

股関節外旋するにも梨状筋


「梨状筋」とそのゆかいな仲間たち。
「梨状筋」「上双子筋」「下双子筋」「外閉鎖筋」「内閉鎖筋」「大腿方形筋」。
『股関節外旋六人衆』である。
梨状筋・・・位置として、仙骨の方から大転子の上部に付着している。
(その上から中殿筋の停止部が覆い被さる)
お客様がうつ伏せで膝を曲げていただき、自分の足側の手で相手の足首を保持。そのまま足首側に保持した手を内旋外旋方向に動かせば、大転子の位置からも掌でも触診が容易である。しかし、はっきりしていなければ、そこで抵抗運動をすればいい。外旋方向(外側方向)にぐいっと力をいれてもらう。「梨状筋」と「大腿方形筋」も位置が大体わかれば、この方法で触診してみて。他はね、小さいとか同じ動きでほかの方が目立つという理由でわかりずらいかな。

蛇足ではあるが、この「抵抗運動」は私にとって治療法のひとつ。「運動鍼」をするときもあれば、抵抗運動をつかって肩関節などの可動域をひろげる。言葉を変えれば、調子の悪い、動きの悪い部分(箇所、筋、靱帯、付着部)をこの動きで見つけ出し調整する。(簡単で無理ない方法だと思う)
殿部の外旋筋たちの一番の苦労は、
① 立位姿勢の保持
② 歩くなどの動きで股関節の動きでバランスをとる。
人間のクセや左右差もありながら、おしゃれな靴にも合わせてバランスをとる。

脊柱の一番下はL4,5で上半身の重さを受け取りつぶされるように硬くなって大変と思いきや、イスなどの長時間の座位で骨盤の傾きは後屈気味。
後屈で日常生活を過ごす割合は結構多くて、その後屈した骨盤の仙骨の前部分で左右の「梨状筋」は手と手を握り合って、バランスを調整し、大転子の上側に掛けた手で他の仲間たちとともに股関節の角度を調整している。あれあれ、これってあの・・ローテーターカフっぽくない?この舌かんじゃうくらいのローテーターカフよ!クチで言いながらローマ字入力も何回も間違えたあれよ!
丸くくるんで、動かすなんて。同じ手を使うのか!!
中殿筋が外旋筋群たちの手(停止部)を上からくるんでレバーのカジ取りをする。
前方の弱さを小殿筋が鎮座して頑張り、(予想以上に解剖では小さかった)大腿筋膜張筋が一番外側で丸太のような芯となる。
先ほど左右の梨状筋が手と手を取り合っているといったが・・・、「梨状筋の両方の筋膜が仙骨前面で結合している」まして、ほかの筋より細長く股関節部分だけでなく、仙腸関節にもかかわっているのだよ。なんとも、気の抜けない日常ではないか。
詳しくは、いろいろな本の解剖図をたくさんめくってくれ。・・・たぶんでてこない。

坐骨神経は、この上双子筋と梨状筋の間を通っているはずだが、梨状筋を貫いていたり、梨状筋と下双子筋の間を通る場合もある。あいたたた、梨状筋を貫いたあかつきには、同化してしまうのではないか。常にぴりぴりしそうだな。
しかし、大体にして、坐骨神経の上は梨状筋のみ。それ以外は坐骨神経の下に位置する。
殿部を触った時にこの梨状筋だけプリッと目立ったお方がたまにいらしゃる。近隣の住民に比べると緊張したときのパンパン状態の形状が洋ナシっぽいかも。意外と目立つのだ。
タコ糸の束のような双子筋、しゃもじのような閉鎖筋・・・目立ってもそれなり。
でも、なぜ梨なのだろう。梨の子供の時の形かな。それとも、日本式にカットした形をいっているのかな。
ラテン名「Musculus piriformis」
英名「Piriformis musle」
あっ!西洋なし。ラフランスか!

記事担当:講師 富士子

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